第四章の⑨:VHSまで出て来た(涙)・・・でも良かった。
*今回少し下ネタ系あり。いやな方は読み飛ばしてください。
めんどくさい・・・
MiniDVだけならともかく、VHSまで出て来た・・・
VHSってもはやわからん人の方が多いのではないだろうか。
小さめの弁当箱くらいのテープで、大昔の映像規格。ビデオデッキ(デッキと言っていた)と言う今でいうところのBlu-rayレコーダーにあたる再生機器に放り込んで録画・再生などをしていたのだが・・・爪を折って保存して、上書きするときはセロテープを丸めたものを詰めてその上からセロテープで封をして上書きしていた・・・等とオッサン・オバサン世代にしかわからないネタを投げ込んでみる。
まぁ、それはともかく大昔の映像規格で当然現在再生機器を製造しているメーカーなどは無い。(私が知らないだけかもしれないが)
と言うわけで、MiniDVの吸出しが終わったところくらいまで時間は巻き戻るが、メルカリでVHSデッキの中古品まで購入する羽目に・・・6,000円超え・・・まぁ、メンテナンス済みの機械を入手したので、ガラクタ市にでも行って中古のビデオ作品でも漁ってみますわ。
ところで、上の方で「巻き戻る」と言う表現を使ったが、以前テレビで話題になっていたが、「巻き戻し」と言う言葉を今はレコーダーメーカーは使わないらしい。
VHS・MiniDV等のテープ規格までは映像を所定の位置から戻すことを「巻き戻し」
、映像を先に進めることを「早送り」と言っていたが、今は「巻き戻し」→「早戻し」らしい・・・と言うわけでせっかくなので届いたビデオデッキのリモコンを見てみた。
「巻き戻し」「早送り」、うんいつもの表現。
そして、今現在我が家の主戦力であるBlu-rayレコーダーのリモコンは・・・
「早戻し」「早送り」・・・おふぅ・・・
確かに、VHSの時は「巻き戻し」ボタンを押したら、デッキから「ウゥーーーン」と言う音とともに回転速度が上がっていき、「しゅらきゅらしゅらきゅらあららららあ~」と言う何かがこすれるような音とともにテープがシュルシュルと最初まで巻き戻されて行き、テープの最初に近くなると「シュゥゥゥーーーンン・・・」とだんだんスピードが遅くなっていき、「がちゃん」と言う音とともにテープが止まっていた。
わかるだろうか?今のYouTube等の動画再生方法とは違い、指先で見たいところまで勧めたり戻したりはできない。リモコンでデッキの液晶カウンターを見ながら「ここっ!」と言うところで止めて再生したり、録画したりをしていたのだ。
特に「あはぁ~ん」なビデオを見るときは左手にリモコン、右手にカラドボルグを握っての真剣勝負であった(下品でスマン、詳しくはお父さんに聞いてくれ)。
深夜にこっそり見ているときに家族がいきなり来ようものなら、ストップボタンを押して映像を止めるものだから、深夜の電気を消したリビングでテレビの前で砂嵐の画面を前に少年がぼんやり鎮座しているという、親が見たら間違いなく「この子大丈夫かしら?」と思われるような光景が繰り広げられたものだ。
・・・砂嵐の画面がわからない人のために少し。今のテレビ番組は、全て地上デジタルと言う放送電波規格だが、これに切り替わる前はアナログ放送と言う規格であった。その際、深夜の番組が終わって一日の放送が全て終了したときに、チャンネルによっては砂嵐と呼ばれる「ザザーーーッ」と言う音とともに黒と白の粒粒が画面いっぱいに広がる光景が見られたのだ。
もし砂嵐と言うものがどういうものか知りたい人は確か「貞子」と言う映画で、貞子がテレビから出てくるシーンに「ざざっ」と言う音とともに砂嵐のシーンが映っていたと思うので探してみるとよいかも。もしくはYouTubeで「砂嵐」と検索しても出てくるのでそちらを参照するとよい。
あぁ、後VHSのビデオデッキはテープが絡まったりしてテープが取り出せなくなることがあって、最悪の場合業者に修理を出さねばならなかった。
特にVHS後期に出て来たテレビデオと言うテレビとVHSデッキ一体型のテレビは使用年数が経過していくと詰まり易い傾向にあり、下手をするとテレビごと壊れてしまうことも往々にしてあった。業者に修理に出すとき、中に入っていたビデオは・・・という事で後はお父さんに聞いてくれ。
んで、話がだいぶ逸れたがリモコンがいつの間にか変わっていた・・・テレビで話題になっていたが確認もしていなかった。改めて見比べてみるとほんまに変わっとる。
そんなこんなでビデオを吸い出したのだが、それほど残しておきたいものは殆どなかった。「銀河鉄道999」の映画放送が丸々残っていたので保存したくらいか。
後は、タイガーウッズがマスターズ3連覇をかける年のテレビCMなどを吸い出した。
ただ、一番良かったのが「ママは小学4年生」のテレビ番組最終回が吸い出せたことか・・・放送当時14歳、ドタバタコメディと最終回の感動ものくらいしか記憶がなかったが、改めて最終回を見てみると子供に対する愛情やら、愛しい人との別れなど色々観ていて泣けてしまった。
あの当時は子育てなんぞ何もわからなかったが、今改めて観てみると大変だなぁとは思う。まぁ、世の中の人はそれでも子育てを楽しんだり苦しんだりしているのだろうなぁ・・・
では、次回へ。
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