青い海月を追いかける
野田 琳仁
「青」
――貴方は「青」が好きですか?
「青」その美しい色の名を聞いて、貴方は何を思い浮かべるだろうか。
空、海、花、美しい蝶、ラピスラズリやコバルト、サファイア等の鉱石。夏、青春、爽やか、冷たい、優しい、承諾………………
上げ出したらキリがない。がしかし、実は自然界に「青」という色を持つものは殆ど居ない。世に存在する様々青は人工的に造られたものが多くある。また、青い空青い海、このようなものは見かけの色であり、様々な条件が重なり青く見えているに過ぎない。
さて、何故青という色は少ないのだろう、その答えは差程難しくはない。寧ろ単純である。それは、他の色と比べ「目立つから」。自然界の様々なものは身を守る為に自分自身を目立たなくさせる。だからこそ、人は青という色に魅力される。無性に惹かれ求めようとするのだ。
しかし、この自然界にはわざと自らを目立たせる者も居る。何故か? 彼らは、青という惹かれる色を利用し対象を魅力して、毒を使い自分の身を守ろうとするのだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます