青春のリアル

@satoyama_no_umi

16歳の自分へ

ドラマや漫画のような青春をずっと、ずっーと

したかった。

恋愛、部活、勉強、、、友情、努力、勝利。

友達と夜まで遊んで騒いで、一緒の目標に向かって頑張ったり、胸キュンな恋もしたり、、、。


そんな日々を送れると信じていた私の実際は、、、

モテない地味キャラ、いじられキャラ。

惚れた腫れたも何もなく、恋人なんて皆無、授業中ただひたすら現実逃避の妄想に浸る日々だった。


いまさら自分の学生時代を否定するつもりはない。

地味で妄想に溺れる日々の中にも友情やささやかな片想いとか色んな大事な思い出があるし、部活だって勉強だって多少なりとも努力したといえることもある。

その時々の自分にできる精一杯がそこにあったはずなのだ。


ただ、16歳のワイに伝えたい。

時が過ぎればなんか立派な大人になれると思ってたキミ!


ゲッターズ飯田さんの占いの通り「心は高校一年生のまま変わらず、学生のノリを忘れられないまま大人になった人」。

マジで15年後もそのまんま、ココロも身体の大きさも変わらず大きくなってしまったで?

将来への見積もり甘すぎたわ。


妄想に逃げる日々は変わらず、授業中が仕事中に変わっただけ。恋人は変わらず出会えず、仕事に疲れて嫉妬や愛憎や愚痴にまみれた毎日。

人間関係が嫌で仕事も3回変わった。

いまも絶賛進路迷い中、下手したら無職かも?


でも、小説読んだり、好きな作品に触れている時は本当に楽しいし、話を聞いてくれる仲間もいる、辛いけど幸せだし、なんとか生きていけてる。


理想なオトナには程遠い、16歳のまんまの自分から、16歳の自分へ送ることば。


禍福は糾える縄の如しって言うけど、私、縄をずっと糾えてるよ。

いま必死に16歳をアラサーに合わせようと頑張ってるよ。

きっと、いま青春してるよ。


「これが私の青春のリアルだ。」


〝青春”というと夢や希望に満ち活力のみなぎる

若い時代を指して言うことが多いけれど、健やかな時も病める時もその人の持ちようで「青春」はいつだってできる。

可能性は何だって無限大で何にだってなれる。


ちょっと説教クサイし、こんなことフィクションの世界だけだろって思うだろうけれど、何よりそうであると自分が信じていたいから。

信じることにキラキラした青い春の希望があると思うから。




ただいま青春中の残念なアラサーの話はここまで。

この言葉が自分にも、そして誰かに少しでも響いてくれたら嬉しいな。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

青春のリアル @satoyama_no_umi

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ