積ん読の山高く

灰色山穏

パンデミックフェア開催のお知らせ

 先日、家族に頼まれて本を買いに行きました。


 「浅田次郎の文庫の新刊(当時)で、タイトルは確かひらがな4文字」


 ほう。タイトルは?


 「おも……」


 おも?


 「おもいやり」


 ?


 1文字多くね?


 

 正解は、


 『おもかげ』浅田次郎/著 (講談社文庫 あ70-25)→ISBN978-4-06-5207489-5


 でした。


 ……「おもいで」なら、4文字で字数は合っていたのですが。


 

 どうもこんばんは。


 潰れた本屋の元・店員の灰色山穏です。

 

 どうもご無沙汰しておりました。

お初にお目にかかる方がいらっしゃいましたら、はじめまして。


みなさま、ご機嫌いかがでしょうか?


 例のアレのせいでずいぶんと世の中も変わってしまったものですね。

 

 Stay homeで、自分の周りにも本を読むひとが増えました。

 皆さまはどのような本を買われますか?


 自分は、このように近所の書店を徘徊したり、ネットを回遊したりして気になったものを買っては部屋に積んでいます(いや、読めよ)。


 で、ここのところ2020年からこっち、積む本にはパンデミックの小説というか、細菌戦ものというか、感染症と人類の戦いを書いたものが多くなりました。


 2020年1月に新型コロナウイルス感染症の感染者が日本で初確認されてから1年余り。感染症の世界的拡大は収まる気配はなく……長期化は避けられないよう。

 

 現実で感染拡大が止まらない限り、異世界に転生したって逃れることはできないわけで。


 魔王を斃した勇者を称えて国を挙げてお祭りやったら2週間後に謎の疫病が大流行して王国が滅亡したり、異世界でモフモフと触れ合ったら人獣共通感染症にかかったりしないか(どうぶつにさわったら手をあらおう)心配になります。

 てか、ワーウルフって、狂犬病なのでは?


 というか、現実の方が変わりすぎて、今まで通りの現代ドラマが「新型コロナウイルス感染症のパンデミックがなかった2019年11月以前の世界が続く現代日本」という平行世界みたいです。


 とはいえ、感染症も感染症の世界的拡大パンデミックも昔からあったし、COVID-19が収束したとしても、また新たなウイルスによるパンデミックだってこれからも起こりうるわけで。


 せっかくなので、積読の山を削りつつ、自分の読んだ本を紹介したいと思います。



 主題テーマは、感染症と人類との戦い。


 ただし、後出しじゃんけんっぽくなるので、ノンフィクションとコミック以外は2020年1月以前に書かれたもの、とします。


 人類VS感染症の戦いは、SFだったり、ミステリだったり、歴史ものだったり、ときに文学だったりするのです。


 さて、記念すべき1冊目は……


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