第6話 ガチャ

「フッ!」

「「「グギャ!」」」

「「「「ギャン!」」」」

「「フゴッ!」」

 俺は今外でモンスター狩りをしている。

 今日の朝はさすがにヤりすぎだと怒られてしまった。まあこれは以前元カノの愛華にも言われたんだが俺はどうにもやりすぎてしまうらしい。

「シッ!」

 ズバッ!

「「グギャ!」」

「「「ギャン!」」」

«レベルアップしました。条件オールクリア。エクストラスキル《魔石ガチャ》を獲得しました»

「へ?」


 鈴守黎司(16)(男)


 種族:人間

 職業:戦士

 レベル10

 合計レベル10

 

 HP455/455

MP88

 筋力182

 耐久150

 敏捷48

 魔功56

 器用64

 SP23


《魔法》

 無し

《スキル》

 危険感知 敵意感知 自動防御 パリィ

《ユニークスキル》

 早熟 怪物殺し

《エクストラスキル》

 魔石ガチャ

《ジョブスキル》

 アタックソード パワースラッシュ

 ディフェンスアップ パワーアップ

 根性 剣の舞 剣術

《称号》

 新人 一人前


「ガチャ……だと……!?」


 魔石ガチャ:ユニークスキルと称号を二つ以上持ちなおかつ一番最初にレベル10になった者に与えられるスキル。モンスターが落とす魔石を使ってガチャを引くことができる。ガチャには

職業、装備、アイテム、スキルの四種が入っている。

「………………」

 俺は無言でスキルを発動すると目の前に白いガチャが出現した。

 どうやら魔石5個で一回引くことができるようだ。今俺が持っている石は25個つまり五回引けるわけだ。

 ガチャガチャ!ポンッ!金のカプセルが出て来たので開けて見ると。

«スキル《アイテムボックス》を獲得しました»


 アイテムボックス:異空間にアイテムを収納することができる。容量無限。生物不可。

時間停止。

「…………………」

ガチャガチャ!ポンッ!ガチャガチャ!ポンッ!ガチャガチャ!ポンッ!ガチャガチャ!ポンッ!

 出たカプセルは青三つに銀が一つ。


 ポーション三つに日本刀が出て来た。

 俺はポーションをアイテムボックスに収納し、右手に刀を持つ。

「ク、ククククク……」

「クハ、ハハハハハハハハハ!!!!!!」

 俺は笑い声を上げた。

「モンスターは何処だ……?」

 呟きながら歩き出した。

「石、石、石、石、石をよこせ!!!!」

 そう大声を上げ駆けだした。

「課金課金課金課金課金課金課金じゃあぁぁぁぁ!!!!」


 

 


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