紫空の下でなにを思う

幻鏡月破

設定資料集

 これは「紫空の下でなにを思う」の設定資料集です。本編を見ていて、どうしても設定が分からない!となったときに見ることをお勧めします。この設定資料集を見てから本編を見てもいいと思います。




1、能力の種類

 この世界には 3 つの人間が取得できる能力がある。

神聖術、神奏術、そして魔法がある。


神聖術…… 術式等の基本形が決まっており、それを組み合わせて術を使用する。

神奏術 ……神の力を式門を使って使用する。使用目的に応じて式門を生成する。

魔法…… 魔法陣や術式を展開し、己の好きな術を使用する。自分の好きなように

    魔法陣や術式を展開し、使用することができる。

    魔法はさらに分岐して〈 白魔法(ヴァイステクノ)〉と〈 黒 魔 法 (シュ            ヴァルツテクノ)〉がある。


 これらの能力は一般人には知られておらず、エーテル(一般的にマナと呼ばれるもの)を使うことのできる者にしか使用することができない。


 手っ取り早く能力を使いたい場合、神奏術が 1 番使いやすく、覚えやすい。

  神聖術は基本術式や属性が決まっているため、新しい術式を組んだりすることができず、既存の術式しか使用できない。代わりに上層の術式はとても強力で、3 つの能力の中でもトップの強さを誇るが、術式の展開がとても難しいという欠点がある。

 魔法は全体的に使いやすく強力であるが、魔法陣や術式の展開が難しい。上層魔法になっていくほどエーテルの消費量が激しくなる。エーテルの使用が優れている者がよく使う。


2、敵の種類

能力を使っている者にだけ現れる敵がいる。主に〈神〉、〈天使〉、〈邪神〉、〈悪魔〉が存在する。そして使う層の能力によって敵の強さのランクが変わる。能力と同様、第一層~第七層までが存在する。そしてサイズによってもクラスが変わる。

 小さい順に


『小獣級(レッサークラス)』

『野獣級(ワイルドクラス)』

『巨獣級(ビーストクラス)』

『超獣級(スーパークラス)』

『 神獣級(レジェンダリィクラス)』

『 古 代 級(エンシェントクラス)』


 となっている。

 サイズの大きさによって体内でのエーテル生成量が変わってくるためサイズが大きいほど能力の威力も強くなる。『超獣級』以降のクラスは第五層以降でしか確認されていない。敵は同じ層かそれ以上の層の能力でしか倒すことはできない。それ以下の能力を使ってもダメージは入るが致命傷にはならず、足止め程度にしかならない。第七層の敵には第七層の能力でないと倒すことができないため、第七層の術者がいなくなるとこの世界は事実上〈敵〉を倒すことはできず、終焉を迎えることになる。


3、能力の階層

 能力には強さに応じて階層がある。第一層~第七層までが存在する。使える階層の能力によって、術者は称号が手に入る。


第七層 『魔術奏者』

第六層 『魔術奏者』

第五層 『奏者』

第四層 『上級魔術使い』

第三層 『魔術使い』

第二層 『魔術師』

第一層 『魔導士』


 となっている。層の数が大きくなるほど、能力も高度なものになっていく。

 第七層の能力が使える術者はそれそれの能力で七人ずつしかいない。

それぞれ七人の術者は特殊な部隊として編成され、二つ名が与えられる。

神聖術と神奏術は属性が決まっているためそれぞれの属性を持つ術者が属性の階層に決まることになるが、魔法では単に強さで階層が決まる。

例えば魔法の場合

(見方)右から順に、「順位」「二つ名」「本名」「術者名」


魔法最高術者部隊〈七天魔軍〉


第七天魔 夢幻の双魔(むげんのそうま)  漆葉君月 クンゲツ・イリヤダスト

第六天魔 霧消の星彩(むしょうのせいさい)倉崎八雲 ヤグモ・セレナス

第五天魔 満開の咲(まんかいのえみ)   花厳夢依 ムイ・ブロセム

第四天魔 白銀の焔(しろかねのほむら)  黛蒼   ソウ・リメナ

第三天魔 薄氷の斬撃(うすらいのざんげき)坂井香鳴 カナリ・カトツィアル

第二天魔 召喚の聖威(しょうかんのせいい)北野茉莉 マリ・シレヌィラス

第一天魔 拒絶の憑依(きょぜつのひょうい)齎藤漣  レン・カルディナ


 となっている。


4、別世界

 この世界は一般人の暮らす【現実世界】があり、そして別世界がある。

 代表的なのは


異界【レクト】……【現実世界】が終わった後の姿をした世界。世界に一番最初か

         らあった別世界。『紫空(しくう)』と呼ばれる紫がかった

         青色の空をしている。

         主に〈敵〉はここに出現し、【現実世界】へ向かう。

神聖域【クリュプタ】……ひたすらに草原が続く世界。この世界の中心に世界樹が      

            生えているというが、まだ確認はされていない。朝が訪

            れることはなく、星が瞬く夜空が広がっている。『魔術

            奏者』でないと入ることができない。

天界【ラミア】……〈神〉や〈天使〉が住む世界。ここから【レクト】へと〈敵〉

         たちは向かう。術者は入ることができるが、入ったら〈敵〉に

         殺されるか【レクト】へポータルを使い転移するかしか帰還す

         る方法がない。

魔界【リヤルゴ】……〈邪神〉や〈悪魔〉が住む世界。ここから【レクト】へと

          〈敵〉たちは向かう。【ラミア】と同様、術者は入ることが

          できるが、入ったら〈敵〉に殺されるか【レクト】へポータ 

          ルを使い転移するかしか帰還する方法がない。

 

 となっている。

【レクト】は主に敵が出現するため、術者たちの狩り場となっている。

 別世界はほかにも多数あり、種類が豊富。『奏者』以上の術者になってくると、自分で別世界を創ることが可能。しかし創れる別世界は一人一世界まで。【クリュプタ】はクンゲツ・イリヤダストが創った別世界として有名。別世界は名前を知っていればいつでも転移することができる。





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