詫び石10つ目【ステータス・オープン 後編】

 今までのあらすじ……ステータス・オープン!!(タイトルの読み方は『じゅっつめ』です)





 あの時点でも十分長いと思ったが、俺のステータスはまだまだ続きがあるらしい。



「どうなってるんだ、このガキ……!?」



 物理防御:S

 魔法防御:S

 物理攻撃力:S

 魔法攻撃力:S

 素早さ:S

 回避率:A

 命中率:S

 幸運:SSS

 忍耐力:S

 生命力:S

 運命力:S

 金銭感覚:B

 話術:A

 交渉術:B

 カリスマ性:S

 ボケ:S

 ツッコミ:B

 新陳代謝:S

 愛情:SSS

 視力:1.6

 握力:60

 聴力:A



(なにこれ……)

「まだあるぞ!!」



 ・取得アビリティ

 剣術 Lv999

 格闘 Lv999

 弓術 Lv999

 槍兵 Lv999

 魔術 Lv999

 馬術 Lv999

 暗殺 Lv999

 召喚 Lv999

 銃撃 Lv999

 合成 Lv999

 分解 Lv999

 修理 Lv999

 手当 Lv999

 免疫 Lv999

 慈愛 Lv999

 礼儀 Lv865

 石拾 Lv999



(いつ終わるんだ……?)



 取得攻撃技:すべて

 取得魔法技:すべて

 精霊の加護:Lv999

 女神の加護:Lv999

 蘇生力:Lv999

 再生力:Lv999

 強化成功率:Lv999



「あのっ!!」

「な、なんだ!!」

「ステータスウィンドウが邪魔なのでこの辺で終わらせてもらえないでしょうか!!」



 俺が片手を上げてそう提案すると、団長は「それもそうだな……」と頷き鑑定士に可視化魔法の解除を命じた。


 そして咳払いをすると、改まったようにこちらへ向き直る。



「おい、ガキ……いや、ムラビト」



 それ名前じゃないです、とは言えなかった。

 だって「村人以外にどう呼ばれたいのか」と聞かれたら何も答えられないんだもん。



「お前の実力を侮っていた……悪かったな」

「わかればいいんですよ」

「調子に乗るなよ」



 先ほどまで女性団員にもらったプリンを食べていたルロちゃんは、俺たちの様子に気がつくと慌てたようにこちらへ駆け寄り、俺と同じように腕を組んで胸を張る。可愛い。



「ギルドへの入団を認めよう。ようこそ」

「ありがとうございます! よろしくな!」

「急に馴れ馴れしいなお前」



 色々ありすぎたが、俺達はなんとか団長とその他ギルドメンバーに認められ入団に成功した。



「……ふーん。面白いじゃん、あいつ」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る