小ネタ8 (Made in Chronos)

 ※物語の重要なネタバレが含まれます。【二部後編 転】クリア推奨です。





 ◆◆次元の狭間 時の忘れ物亭◆◆


「なあマスター、夢見館の主、ちょっと聞きたい事があるんだけど」


「どうした、アルド?」「どうしたのだ、アルドよ。」


「この話、夢見館の主の方が詳しいのかもしれないけど……『クロノスの石』って、結局 何なんだ?」


「ああ……あれか」「あれか……のう……。」


「うん、例えば――――『ツブラの玉』は、マドカ博士がオレたちを、家族を見つけるために造ったものだったろ。」


「ああ、そうだったな。」「うむ、そうだったのう。」


「じゃあさ……『クロノスの石』も、何かの目的があって存在してる物なのか? そもそも名前からしてクロノス博士絡みの、何かなのか?」


「……そうだな、頃合いかもしれん。……夢見館の主よ、アルドに教えてやってくれ。」

「うむ、アルドよ、良く聞け。あれは…『クロノスの石』とは―――――」























「―――――クロノス博士の、『尿路結石』なのだ。」


「そんなもんで喚ばれてたのかよ オレの仲間たちっ!? なんかヤダよっ!! てかオレの遺伝学上の父親、石持ちなの!?」






















「…というか、あれだけの量の結石いしって……どれだけ不健康な生活しているんだクロノス博士は。」


「他人事と思うなよ、アルド。……お前も気を付けろ。海藻を…アルカリ性食品を摂れよ。結石いしが溶けやすくなるからな。」


「そうだのう……水分もこまめに摂っておくが良いぞ。それと……痛み止めを渡しておくかの。もし辛い思いをする瞬間が来た時のために、のう。」


「何でアンタらそんなに対症療法に詳しいんだっ!? この先俺の身に何かが待ち受けているというのか!! ――――――――答えろ未来のオレ!!」












(ヒドイ話ですみません。不摂生で運動しない、ビールばっか飲んでる中年男性特有だと思われがちですが………スポーツマンでも女性でも、出来てしまう人は出来てしまうそうです。遺伝も大きいんでしょうね。昔、知り合いの20代女子もそれで病院のお世話になってた事がありました。まあ古代で一人、クロノス博士みたいな生活してたら…………ガリア―ド2世が上手く健康管理とかしてくれてたら良いんでしょうけど)

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