第2話 ツギの世界へ



 この 温めた心を 次の人に手渡して


 空 とんで


 次の世界へ渡ろう


 大丈夫 凍えそうになったら思い出すよ


 歴史からどんなに消え去っても どこにもその物語が刻まれなくても

 この心に君たちの心もある


 だからほんの少しの間だけ


 もしもの話


 楽しい夢を見ながら


 静かに眠ろう


 優しい心を 次の人に手渡して




 あと たった少しだけ


 そういって どれだけ時が経つかな?


 覚えてるかな


「いつか僕達が語った皆の夢」



――この心が覚えてる 私も絶体に忘れない


――君が生きてた 君と生きていたこの世界を


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