詩集 ツバサがつむぐ物語

仲仁へび(旧:離久)

第1話 ツバサがつむぐ物語



 ほら みえる星 またたいて


 君を照らす 光 やわらかく


 あたたかく


 ひと だれしもが 孤独ではいられない


 ただ よりそって かたろう


 あしたの事

 いつかとおいみらいの事

 やがてくるしょうらいの話も


――ただ小さかった子供達は大きく成長して


――その背に宿したツバサで世界をめぐるのでしょう


 眠れない夜がこわくて 不安をかきいだいた


 伝説の本も 寝物語のおとぎ話も


 共にあったけれど


 何よりはげみになったのは ひとのぬくもり


「やがて僕達がこの世界で翼を得るのだとしても」


「それは誰のための翼なのだろう」


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る