　これは、私が小学五年生の時の話らしいです。

　らしい、というのは、私もすでにいつだったか忘れていたんですが、中学生の頃に　書いたノートに不思議体験の覚え書きがあったので、小学5年生と分かりました。

　その日、私は妹と一緒におばあちゃんの家に泊まっていました。

　夕食も食べ終わりお風呂に入って、和室に行きました。

　その部屋には、テーブルがありその上に植木鉢が置いてありました。

　何の植物かは分かりません。

　だけど、その植物は少し枯れていました。

　私と妹は何気なくその植物を見てたのでしょうか。

　植物の枯葉が急に動き始め、右から左へ周りを見回すように、私と妹を見るように動きました。

　私も妹もそりゃあビックリしました。

　二人で「動いた！！」とか言いながら騒いでいると、おばあちゃんが部屋にやってきました。

　私と妹がその葉っぱ動いたとおばあちゃんに言ったんだと思います。

「ただの枯葉だよ！」

　おばあちゃんは、ブチッとその葉っぱをちぎってゴミ箱にポイっと捨ててしまいました……。

　私と妹は、そんなええっ！？？て感じでしたね。

　あれは枯葉に見える虫だったのか？

　本当に枯葉に目がついてて、周りを見てるような動きですごく気持ち悪かったのを覚えています。

　今では分かりませんけど、不思議な一件でした（笑）

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい