第6話
深い深い森の中、そこにはたくさんの魔物の死体が転がっていた。そして、魔物の死体の近くには1人の男がいた。
「こんなものか。あれから5年か、そろそろ森から出るのもいいかもしれんな」
男の名前はルーク。かつてスキル無しと言われ、住んでいた村では無能と言われていた。だがユニークスキルを手に入れ、今まで自分の事をバカにしてきた連中に復讐をした。
「さて、最後にこの森の主でも倒すとするか」
そう言ってルークは、森の奥にある洞窟へと向かっていった。魔物にも上下関係が存在し、かならず主と呼ばれる魔物が存在する。
「ここか」
ルークが来たのとに気づいたのか、洞窟の中から1匹の魔物が現れた。長い胴体に、紫の鱗、口らかは、2本の牙、その魔物の名前は
「ポイズンスネーク」
「シャアー!!」
ポイズンスネークが、ルークの事を獲物と捉え威圧してくる。
「たかが、蛇風情が俺に勝てると思っているのか?」
「シャアー!!!!!」
ルークの挑発にのった、ポイズンスネークが怒り攻撃してくる。
「ハハ、俺もこの5年で成長たんだ。その集大成がお前だ。感謝しろよ、この俺に殺されることをな!身体強化」
ルークの体を、黒色のオーラが包み込む。身体強化、それは人間で魔力を持っていれば誰でも扱える無属性の魔法。ルークは、ユニークスキルを獲得した時に魔力にと覚醒していたのだ。
身体強化した体で、ポイズンスネークの攻撃を避ける。避けた後は一気にスピードを加速させポイズンスネークの頭上へ行き
「まずは、挨拶替わりだ受け取れ!」
ドォン!!
「シャアー!!!!!ーーー」
ルークが、身体強化した拳でポイズンスネークの頭部を殴ったのだ。
その威力は、普通ではなくポイズンスネークが地に倒れたのだ。
「おいおい、まさかこんなもんで終わりか?」
「シャアー!!!!!!!!」
ポイズンスネークが怒り口に何かをため出した。
「何かしようとしているな?」
「シャー!」
ポイズンスネークの口から毒の咆哮がとんできた。
「ブレスか!」
ルークは、ポイズンスネークの攻撃がブレスだと分かり避けようとしたが、全て避けきれず少し当たってしまった。
「ち、当たったか。まぁいい」
「シャアー」
「どうした?まさか、さっきのがお前の奥の手なのか?ならガッカリだな」
そろそろ終わりにするか。そう思いポイズンスネークになぐりかかろうとした時
「ぐ、なんだ?これは?ゲホ」
ルークのは急に膝をつき口から血を吐いていた。何だこれは?一体いつ?そこでふと思い出した。
「まさか!さっきのブレスか!」
「シャアー!!」
ルークが思い至ったのは先程のブレスだ。だがすぐに効果が現れなかったのは何故?考えに考えぬいた結果
「毒か!」
そうポイズンスネークはその名の通り、毒を操る蛇なのだ。すべての攻撃には毒の効果があるのだ。
「クク、ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」
ルークが狂ったように笑いだした。
「それがお前の奥の手かハハ」
「シャアー!!!!」
ポイズンスネークはもうルークの事を獲物とは見て居なかった。自分と対等の存在だと認識したのだ。
「やれば出来るじゃないか」
「シャアー!」
「なら、俺も少し本気を出してやろう」
「シャアー!!!!!」
ポイズンスネークが、危険を感じ取ったのかまわりに毒の霧を撒き散らしだした。たがそれでもルークは微動だにしなかった。
「何をしたって無駄だ。身体の毒と周りの毒の霧〘邪魔〙」
ルークは身体の毒何てなかったように立ち上がり、まわりの毒の霧は綺麗に消えていた。
「シャアー!!!??」
ポイズンスネークは何が起きたのか、わからずに混乱していた。
「クク、そんなに驚くことはない、俺の能力で消しただけだ」
「シャアー!!!!!」
これ以上戦いが長引けば危険だと判断したポイズンスネークが尻尾で攻撃してきた。
「そうかそうか、お前ももう戦いを終わらせたいんだな」
そう言ってルークは、ポイズンスネークの攻撃を避け目の前に行き
「じゃあな、お前との戦い中々楽しめたよ」
「シャアー!!!!!!」
「邪拳」
邪拳とはルークが5年間の間に修行して編み出した技である。ルークはこの5年間ユニークスキルに頼り過ぎは良くないと思い、自分自身を鍛えることにした。そして思いついたのが無属性魔法の身体強化による技だ。
「シャアー!!!!!!!!!!」
そしてポイズンスネークは絶命したのだっな。
後書き
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