不倫妻に

「ただいま〜って言っても誰もいないか」こんなに妻と同じ時間を共に出来ないのは悲しい。




俺の名前は大和、25歳。背は低く、顔も良くないです。ですがこんな私にも愛しい人がいます。

その人はゆかりです。大学で出会って勢いで告白したら案外にもOKしてもらいました。

そして1年前、ゆかりにプロポーズして結婚をしました。

私は彼女をずっと大切にしようとしました。ですが!最近ゆかりの様子が変なのです。2日に1回は必ず残業と言って家に帰ってきません。

これは怪しいです!なので私はゆかりの事を追ってみることにしました。はじめは誤解だったら最低な事をしたと反省しようとしましたが、ゆかりは不倫をしていました。反省しようとした自分が馬鹿みたいです。相手はゆかりの高校生時代の同級生みたいです。私はゆかりが2人で恋人繋ぎして歩いているところ、腕を組んで歩いているところなどたくさんの証拠写真を撮りました。証拠は揃ったので私は2人に突撃することにしました。

「おい!ゆかり!なんで2人でイチャつきながら歩いてるんだよ」私は動画を撮影しながらゆかりに聞いた。

「違うの!これは仕方なかったの」ゆかりが反論をしてくる。何が違うのか私にはわからない。私も言い返そうとしたが、また変な反論をされるのが目に見えているためこれ以上話すことをやめた。

「とりあえず、離婚するからついてこい、あとお前もな」私はそう言ってゆかりと間男を自宅迄連れていった。

「まず、離婚届けにサインをしろ」私は怒りを抑えきれず荒い声で言った。

ゆかりは「はい」だけ言ってサインをした。私はゆかりに初めて怒ったのでゆかりも驚いているのだろう。私とゆかりの婚姻関係はこれで終わった。

「次、慰謝料の件だ、2人で600万でどうだ?1人300万ずつで」私は提案した。すると、今まで何も言ってこなかった間男が口を開いた。

「300万は無理だよ、そんな大金持ってない」そう言ってきた。間男は怒っていた。私はいきなり逆ギレされたことに驚いた。

「じゃあいい、あとは弁護士を通します」私は冷静を取り戻し名案をだした。帰った。

「待って」とゆかりは言っていたが私は気にせずに帰った。

私が家に帰ってからは酷かった。私はすごく悲しみに包まれていたのにスマホの着信音は鳴り止まない。もちろん相手はゆかりだ。多分慰謝料となったから謝ろうとしているのだろう。私は正直ゆかりの事を聞きたくない。なので私はスマホの電源を切った。




結果私はゆかりと間男から合計500万の慰謝料を貰うことで了承した。相手が250万も払わなくてはならないのでさぞかし苦しんでいるのだろう。私はお金がたくさんのもらえるので喜んだ。でもその気持ちは3日くらいだった。大学からずっと一緒だった人をなくしたため心には大きなダメージを受けた。普段ならこんなに静かな家ではない。


「ゆかり、戻ってきて」


[完]

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

本当にあったら怖い話 キョロスケ @Kyorosuke0313

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ