吐息

夜は映し鏡

何もかも映して 心臓すら露わにする

底知れない沼に落ちてまた 闇

どこかで猫の争う声がする


騒々しい 想像 創造しい そうぞう恣意

眠れない夜ほど面倒なものはない

休まる体はない 休まる心もない

休める時間がない 休める空間がない

だって たっての 言ってたって だって

心臓ばかり痛む

痛いだけか 本当にどこか腐っているのか


どこかで烏の迷う声がする

底知れない谷に落ちてまだ まだ闇

何もかも崩して 心臓すら露わにする

夜は通り雨

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