真剣で私に恋しなさい!!A5 後日談

Rod-ルーズ

第1話

俺は彼女の清廉なところに惚れた。

どんな事にも真面目で正直で、バカ正直な彼女が好きになった。

英雄の性か。学園内に広まったカリスマ性に俺も惹かれた1人。そんな彼女と付き合って1週間となる。


〈屋上にて〉


大和「もう選挙から1週間もたったのか。」

義経「早いな。あの時は毎日応援をしてもらえるよう、声かけをするのに大変だった。」

大和「ほんとほんと、相手も相手だったしね。大変だった。けど、あれだけの大きな事は初めてだったし楽しかったよ」


 1週間前。川上学園では源義経対木曾義仲のクローンである最上あき による選挙が行われた。

どちらも拮抗していて、どちらが勝ってもおかしくなかったが僅差で勝つ事が出来た。


大和「学園での支持では勝ったけど武士としてはまだ勝負がついていないんでしょ?」

義経「うん。やっぱり刀をまじあわせないと決着といかないと思う。」


そうこの2人は英雄のクローンでしかも武士だ。

お互いに最後の勝負は分かっている。


彼女である義経に勝ってほしい。

けど、実力は同等。負ける可能性だってある。

支える俺がこんな弱気でどうする。絶対勝つ。

だけど、、、今だけは、、、


 「義経、学校終わったらくず餅パフェでも食べに行かない?あのお店、新作を出したらしい」


義経「直江君、買い食いはダメだぞ。ちゃんと家に帰らなきゃ」


大和「いいんだよ、ある種の気分転換。それにうちの学園は買い食いを禁止にしていないぞ。」


義経「え、ほんとうか!?じゃあ早速くず餅のパフェを食べに行こう!」


真面目ゆえに苦労するし気疲れもする。

俺が少しでも負担を減らしてやらないとな。


「はいはい、そう急がないの」


彼女は英雄。こちらはただの一般人

そんなおぼこな彼女との日常がとてよ楽しみだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る