俺の転生先が定まらない 〜迷転生者として異世界に転生しちゃった俺は、希少スキル「記憶」を持つ異世界人と出会い魔王を討伐する〜
熊手マコト
第1話 私は誰?
本日午後2時頃、渋谷スクランブル交差点に突っ込んできた乗用車一台に会社員(19歳)が轢かれ、意識不明の重体で緊急搬送されたということです。
運転していた男は60代の男性で、ナビを見ていて前の信号に気づかなかったと、容疑を認めているということです。
父「あーあ、またこんなニュースか。最近多いよな~。事故とか。60代になったら免許返納制度作った方がいいんじゃないか?悟!お前も気おつけろよ。」
俺は、畠山悟18歳。最近高校を卒業した。父は最近事故のニュースが多いことで、俺のことを心配している。
もちろん俺は事故なんか適当に気をつけてれば遭うわけないと思っていたが、、
ある日。
キィィィィ!ピィィィィー!
クラクションが鳴り響いた。
そう。就職先の健康診断の帰り、交通事故に遭ってしまった。なぜこんなことに?
たまたま車通りの少ない道路で、周りを見ずに曲がり角を曲がった瞬間俺の目を眩しい光で照らすタクシーがいて、、、そこから先は覚えていない。
父「おい!悟!大丈夫か!目を覚まして
くれ!」
なんだ?父さんの声?なんだこれ。体に力が入らない。目も開けない。ただ耳だけはしっかりと聞こえる。
もしかして俺、死ぬのか?死んだ後も耳だけは聞こえるって聞いたことがある。俺は、一番無いと思っていた交通事故で死んだ、、、らしぃ。
意識が遠のいて行った。
???「油断大敵だな。あはは!」
何者かの声で目が覚めると
うわ!急に全身に鳥肌が立った。
やばい。真っ暗な闇の中でただただ真下に落ちてる!
下を見た瞬間、白い煙のある場所があり、そこに叩きつけられた。
いってえ、ん?痛くない。
???「君、死んだらしいね。」
悟「誰だ。お前どこにいる?」
???「私の正体は、君には言えない。
ただ、次目が覚めたら君は死なないくらい頑丈な体になれるよ。」
何者かの声が小さくなっていった。
おい!ちょっと待て!なんだったんだあいつ。死なないくらい頑丈な体だと?
そんなものあるわけないじゃないか。
体でも再生出来る様になるとでもいうのか?まあ、いいや。
気にしないことにした。
次目が覚めると、
ま、眩しい!ん?重!!
体が重くて一ミリも動けない。どうなってる?
ブゥゥゥゥゥン!
目の前からトラックが走って来た。
おい!ちょっと!まっ、、!!
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