第30話 あきかぜ
次の日
学校へいくと
きょうはさとちゃんがきていなかった?
休みかな??
まーくんもなかなかこない。
けっきょくふたりともけっせきだった。
まーくんはねつがでて
さとちゃんはふくつうだって・・・。
きょうは体いくがあるから さとちゃんがいないと
いっしょにゆっくりはしるひとがいなくてやだな~とおもった。
それに
ふたりがいないと
なんだかつまらないし
そうだ
となりのクラスにあそびにいってみよう。
じゅんくんとちょっとはなしてみたい。
20分休みにとなりのクラスにいこうとしたら
ろうかにじゅんくんがいた。
クラスの男の子たちといっしょで
こう学年のおねえさんたちとはなしをしていた。
「じゅんくんはじめまして。ぼくとなりのクラスのにしのです。」
じゅんくんがろうかにいたおかげですぐにはなすことができた。
おねえさんたちが
「あ、かずくん。」っていった。
ねえちゃんのクラスの人かな?
じゅんくんは「はじめまして」っていったあと
「いつもいっしょにいるふたりはいないの?」っていった。
ぼくがいつも
まーくんとさとちゃんといっしょにいることしってるんだ?
「きょうはまーくんもさとちゃんもやすみなんだ」っていったら
「さとちゃんっておーちゃんのことだよね?」
ってじゅんくんがきいた。
さとちゃんはえがとくいで かべにはってあるみんなのえの中でも
めだってうまい。
それでじゅんくんはさとちゃんとはなしがしたかったんだって。
じゅんくんもえがすきなのかな?
「ねえ、にしのくんはおーちゃんのこと、さとちゃんってよんでるの?」
みんなぼくのことを”かずくん”ってよぶのに
”にしのくん”ってよばれたから、ちょっとへんなきぶんだった。
「うん、ほいくえんのときからそうよんでいたから。」
ってぼくはこたえた。
小学校にはいってから
さとちゃんはおーちゃんってよばれるようになった。
でもぼくは つい”さとちゃん”っていっちゃう。
「ぼくも”さとちゃん”ってよぼうかな」
じゅんくんがにっこりわらっていった。
ぼくはへんじにこまった。
いいとおもうけど
みんながおーちゃんってよんでるんだから
じゅんくんもおーちゃんってよべばいいじゃん。
「さとちゃんにきいてみたら?」
ぼくはそういって
「ぼくのことは なまえでよんでね。」とつけくわえた。
「じゃあね」ぼくはそういってじゅんくんとわかれた。
「じゃあね、かず。」
ってじゅんくんがいった。
”くん”はつけないの?
じゅんくんってちょっとかわった子かも?っておもった。
でも、はなしてみたかったじゅんくんとはなしができてうれしかった。
ごごの体いくのじかんにもう一回ははなしてみようかな?
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