第6話えんそく

えんそくの日は


いいてんきで かぜがきもちよかった。


先生といっしょに


ぼくたちは ふたりづつならんで れつをつくってあるいた。


ぼくは となりのこと 手をつながなくていいことが


とてもうれしかった。


ほいくえんのときは


先生が 手をはなしちゃだめって ずっといってたけど


ぼくは手が あつくなって あせをかくのが


すごくきもちわるかた。


だから、手をつながないで ならんであるくことが うれしくて


小学校ってやっぱりいいなとおもった。



かずくんとさとちゃんは せのたかさがおなじだから


ならんであるいていた。


ふたりでたのしそうにおしゃべりしていた。


すこしうしろからそれをみて


ぼくも はしってふたりのところにいきたかったけど


ぼくのとなりのしゅんくんも おもしろいこだったから


ぼくはしゅんくんと はなしながらあるいた。



みちは りょうがわに木があるところがおおくて


森の中のみちだったけど


ジャンジャン山のちょうじょうは


ひろくてあかるくて とおくのまちのけしきがよくみえた。


ちょうじょうについておべんとうをたべるときは


すきなひとどうしで おべんとうをたべてよかったから


ぼくは かずくんとさとちゃんといっしょに おべんとうをたべた。


「かずくんて そんな小さいおにぎりなの?」


さとちゃんがきいた。


「そのかわり、おやついいっぱいもってきた。」


かずくんが おやつのふくろをリュックから出した。


おせんべいがなんまいかはいってたけど


やっぱりおやつも少しで


「少ないじゃん、ぼくのみてよ!」


とぼくがじぶんのおやつをみせたら


さとちゃんが


「すごい!」


っていって、


かずくんが


「やっぱりまーくんはくいしんぼうだ!」っていった。



おべんとうがおわったら


先生がよぶまでは じゆうじかんだった。


いいよいよだ。


ぼくたちは


ポケモンをさがそうと


また森のみちにもどっていった。

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