2020年1月
仏滅に、予感が走った
眼が覚めた。夢の十連休も「あっ」と云う間に過ぎ去り、今日が最終日である。布団を出て、洗面所に入った。台所の電気ケトルにミネラル水を足した。休みの間、本当によく働いてくれた。最大の感謝を捧げたい。ありがとう。沸き立ての湯で、ドリップコーヒーを淹れた。昨日、近所の手作りパン屋で買ってきた手作りパンを齧りながら、熱いやつを飲んだ。窓ガラスの向こうに冬晴れが展開していた。
居室に行き、ニンテンドーDSを起動させた。ほらふき砦の続きを始めた。拠点を出発し、第六迷路に潜った。ラストダンジョンである。背景は異次元宇宙。バロン軍団の主力部隊と戦いながら、半透明の通路を進む。
階段を守護する四魔物の内、三体目を倒した。四体目をやっつけると、バロンの本陣に行き着くことができる。だがそれは、次回にしよう。迷路を脱け出し、拠点に戻った。セーブ後、電源を切った。台所に行き、二杯目を淹れた。
♞宮本武蔵〔魔剣士〕レベル44/HP309/MP88/アモンの剣/大将の鎧/大将の盾/サタンのブーツ
♞足利義満〔魔剣士〕レベル44/HP309/MP88/装備:アモンの剣/大将の鎧/大将の盾/魔将軍の篭手
♜長尾景虎〔狂戦士〕レベル45/HP406/MP0/アモンの剣/ゴッドアーマー/黒水晶/魔将軍の篭手
♝藤原純友〔冒険軍人〕レベル44/HP320/MP220/太陽爆弾/大将の鎧/ゼノンの宝冠/妖元帥のマント
♛所持品…マーメイムの杖、ドリムーンの杖、ジェロニモンの杖、ゴモラの肉、モスラの卵、復活のカクテルなど。
愛機起動。メクるとセルバンテスを呼び出し、転載作業を始めた。転載そのものに面白味はほとんど感じないが、やるしかないのだ。サイトの運営が停止した瞬間、全てが消滅する。当日までに一文(いちぶん)でも多く救いたいと思う。予定は今年の5月だが、それが早まる可能性が「絶対ない」とは誰にも云えない。やれる時にやっておいた方が良い。閉鎖確定以降、俺は「転載の鬼」と化している。
シャットダウン確認後、身支度を整えた。施錠後、自室を離れた。今日中に潰すべき用事が幾つかあるのだった。運動不足の解消も兼ねて、隣り町まで歩くつもりであった。目標は1万歩だが、これがなかなか(達成が)難しい。道中、腹ごしらえをしようと考えていたのだが、残念ながら、適当な店はなかった。胃袋が悲鳴を上げていた。〔5日〕
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