大安に、肩書きを射た
晩酌後、テーブルの上を片づけた。洗面所に行き、歯を磨いた。居室に戻り、円盤(DVD)プレーヤーの電源を入れた。機械の中に『機動戦士ガンダムF91』を滑り込ませた。1991年に公開されたもの。
俺としては、20年振りの再会となる。例のごとく、記憶の大部分は脳髄から消し飛んでおり、まるで、初めて観る映画みたいに楽しむことができた。三分の一ほど観たところで、電源を切った。続きは明日にしよう。
眼が覚めた。枕辺のアナログ時計が「朝の8時」を示していた。布団を出て、洗面所に入った。洗顔後、台所に行き、ボトルに残ったミネラル水を全て電気ケトルに注いだ。沸き立ての湯で、インスタントコーヒーを淹れた。ホテルトーストなるものを齧りながら、熱いやつを飲んだ。
居室に行き、愛機を起動させた。セルバンテスを呼び出し、編集作業を始めた。バーバリアンの第10打を投稿した。シャットダウン確認後、身支度を整えた。玄関の鍵をかけてから、自室を離れた。屋根付き通路を進み、剥き出し階段を下った。町外れの古書店に向かって歩き出した。
着くまでの間、松尾貴史と加藤紀子が司会を務めるトーク番組を聴いていた。世界に一人しかいない(そうです)発酵デザイナーの小倉ヒラクが登場。小倉さんにしか語れないユニークな話をされていた。
古書店到着。店に入る前に携帯ラジオの電源を切った。各棚を物色したが、欲しい本は見つからなかった。まあ、たまにはこういう日もあるさ。店を出て、次の目的地へ向かった。空腹を覚えたが、我慢して歩いた。〔12日〕
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます