応援コメント

第拾参章 一夜明けて」への応援コメント

  • 敵の秘密教団の狙いが『聖女』とゲルダを認識していることから、自ずと分かって来るというやつですね。
    世界共通で認識されていない『聖女』をはっきりと亡き者にしようとしたということは『聖女』に連なるもの全てを敵と定めているとみて、おかしくないですよね。
    ゲルダと別れたくないばかりにそこまで推理を働かせるカイムが純ですね(笑)
    しかし、『目付』の創設ですか。
    西洋の封建社会で似たようなのがあったかというと聞いたことがないような。
    そう考えると腐敗を防ぐ監視の目である『目付』は優れた管理システムですよね。
    異端審問官とか、変なのはあるのにその辺りが抜けてますよね。
    王政といっても成り立ちが違うとか、色々事情がありそうですが。

    セイラすら察知出来ない強敵の潜む中、ゲルダは新しい悪戯に夢中な感じでさすがは老いてますますな人。

    作者からの返信

     コメント、ありがとうございます。

     今回はゲルダも敵の狙いがはっきりとしなかったので、“一旦、狙われる可能性があるもの全てから距離を置ここう”という対策しか結論が出ませんでした。
     まあ、実はカイムのちょっとしつこい告白からも距離を取りたかったようでもあったですがw

     目付は要するに仲間の非違及び勤怠を探る訳ですからあまり気持ちの良い仕事ではないですからね。西洋文化では公式な職業にしにくかったのかも知れませんね。“これでお目溢しを”と賄賂もあったようですし、探索能力の他に清廉な人物にしか務まらないでしょう。
     まあ、嫌な仕事を引き受けつつ無欲な人がいたら見てみたいですがねw

     因みに侯爵云々は問題では無く、一晩で怪しい動きをしている侯爵の裏の顔をあばく事が出来る探査能力を持つセイラでさえも見抜く事が出来ない敵がいるという演出です。

     ゲルダは元々面白い事が好きで悪戯も良くします。
     ユーモアもあるからこそ騎士達も普段は厳しい修行を課すゲルダを慕っているのでしょう。強いだけでは人望は集まりませんからね。