第82話 対抗試験結果発表
対抗試験が始まり約数時間が経過した頃ーー俺達の腕輪にはメッセージが送られてきた。
『これで試験は終わりです。速やかに戻ってきて下さい』
っとメッセージには書かれておりいい感じに倒した俺達はすぐに戻ることにしたのだった
その帰り際……別クラスのやつらがこちらを見ていたが関係ないだろうっと無視をする
◆
「さてと……みんな帰ってきたわね」
学園に帰ると人数確認をし始める先生達しかし人数が足らないのかほかの先生方と相談をしている様子だった。
(エミリア達が居ない……大丈夫か?)
その時だったーー後ろで「遅れましたぁ」っと手を掲げながらこちらに走ってくると俺はとりあえず一安心をした
「はぁはぁ……」
「大丈夫か?ザァベスト」
「あぁ〜」
心配するほどこいつはやわじゃないみたいだ。
息を整え一息付くと先生達が注目を集める
「はい!それじゃあ結果発表をしていくわよ!」
目の前には結果発表が書かれている画像が骸骨から映し出された。
目がビームのように出ている
(目からビームってか……ちょっと似てるな)
とまぁ……そんなことは置いておいて肝心なのは俺らは何位という事なのだ。ザァベストとシルクはクラスの人混みを避けながら何とか見る。
「どうだった?」
2人とも浮かれた表情でワクワクしているけど結果は分かりきっていた
「私達優勝だよ!!正確に言うとオスト君の班がなんだけどね」
ピースをしながら「にしし」っと笑ってくるシルク
それと同時にザァベストも大声を上げる
「俺達の班は3位だ!」
2位まで行けなかったもののかなり上位の成績を残している
俺としてはかなり安心できたし訓練してきた甲斐があったのだった
「でもまぁ……試験はとりあえず合格かな?」
「まぁ当たり前だろ!」
ーーそれから数日後試験が終わり補習者の名前が張り出されていた
その中には珍しいやつもいたーーそれがロンとフリュウだった
(あいつら……補習なのかよってかあの時のロンは何がしたかったんだ)
そう。試験日が終わるその直前誰かが俺を見ていた……それがロンだ
(でも……俺には関係ないしほっとくか)
無事試験も終わりザァベスト主催のパーティを開いていた。
流石にあの部屋に全員が入る訳もなく結果的に俺が無属性魔法で空間を作り出しそこですることになった
「ザァベスト……そこどいてくれこれの邪魔になる」
「あぁ……ってそれはなんだ?」
不思議そうに見つめてくるザァベスト
それもそのはずーーこの世界に無い料理つまり
「これは焼肉って言ってこの鉄板の上にお肉を乗せて焼くんだよ」
言葉で言ってもわかんないかっとまずは手始めに魔物のお肉を焼く。この世界にはA5ランクの高級肉とか無いし……これで代用するしか無かったのだ
だがーー魔物のお肉はこっちでは主流だし、大丈夫だろうっと思う
「すっげ〜〜!なんかジュウ〜って音がするぜ?」
「あぁ……焼肉はそういう音がするんだよ」
油が多すぎるんだな……ったく仕方ない
〘
油だけに重力系魔法を掛け宙に浮かせ横にある紙に付ける。
垂れる心配はない……何重にも重ねてあるのだ
これで胃がもたれることは無いだろう……でもまだまだ若いけどね
「はい!とりあえず皆に1枚ずつね」
魔物のお肉を切り分けたやつを皆にそれぞれ分けていく
すると我慢しきれなくなったのかザァベストはよだれを垂らしながらかぶりついた。
「ザァベスト……行儀悪いぞ」
「ほね?ほおて!」
「飲み込んでから喋れよ……」
ゴクリっと飲み飲むと再び喋り出す
「まじ?すまんな!」
まぁいいけどっと思いながらも俺はまた肉を焼くと女性陣は少し戸惑っていた。
「どうした?食べないの?エミリア達は」
「いや……これって太りますよね」
肝心なことを忘れてた……俺とした事が。まぁ予想通り太りますなんて言ったら怒られるだろうし、、
「大丈夫だよ!エミリア達は常に動いてるし魔力だって使ってるじゃん?プラマイゼロだって!」
「そ、そうですか……分かりました」
そしてーー女性陣全員がタイミングよく一斉に口に入れると目を輝かやかせた
「オー君!なにこれ!?美味しすぎるんだけど!」
「シルク……それが普通の反応だ」
辺りを見ると皆、黙々と食べていた。特にザァベストに関してはどんどんおかわりをして行っているのだ
(あ〜これじゃ取り置き分とか俺の分がなくなりそうだ)
追加分を焼き俺の皿に肉を置くとそこに座る
(さてと……何十年ぶりかの焼肉を頂くとするか!)
「いただきまーす!」
パクリっと口に入れると俺は言葉を失った………
ーーなんだよ!?この舌触りの良い肉!それに喉通しも良くて更に食欲をそそるような匂いと美味しさは!やっぱり前世の料理って完璧だったんだな
もう一度……あっちの世界のお肉を食べたかった………
また今度歩美にも食べさせてあげようっと心に誓った
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