人類の怪物対抗日誌

その1 ホーンラビット

起きる、飯食う、歯を磨く、ルーチンのごとくこれらを済ませる

代わり映えのない日々ばかり続いて馬鹿になりそうだ

「はぁ…なんでこうなったんだ？」

昔は大人になるのが楽しみだったのに今じゃ仕事仕事の毎日…もううんざりだ

「そう言っても…行くしかねぇもんなぁ…」

ゆっくりと玄関の扉を開け、目に入るのはいつもと同じコンクリと電柱と…

人に襲いかかる角の生えた兎だった

「は！？何だあいつ！？」

見えるだけで3匹はいる、警察に通報しようとスマホを取り出し電話をかける、が

「お、おいあんた！助けてくれ！」

馬鹿野郎！襲われていた奴がこっちに声かけやがった！完全に兎たちの注意がこっちに向いた、やるしかない…

わけでもないですね逃げます！

急いで家の中に入り鍵をかける。幸いにも追ってきてはいなかった

よーしこれで仕事を休める…

俺はバットを持って外に出ていた

何やってんだ！？人のためになんかする柄じゃねぇだろ俺！？大体俺に何ができる！あんなバケモンに勝てるわけねぇだろ！

でも…

「後味わりぃもんな…おい！兎ども！こっちだ！」

思いっきり兎どもに石をぶん投げた！…あ想像以上に顔やばいです全く可愛くないです逃げたい

3対1のタイマン、開戦！