Climax Phase
【クライマックス フェイズ】
GM:次に視界が戻った時、皆様が立っていたのは、あの最初に踏み込んだ前庭でした
GM:目の前には、朽ち果てた屋敷があります
トビー:朽ち果ててる
ジュディ:あんなに新しかったのに…。
GM:そして、地面に突き立った魔剣と、最後に執事が燃え尽きた場所で、呆然と立ち尽くす愛娘の姿がありました。
弁護士:「無事外に出られたようだな」
ピピル:「はい。外です。いつほど時間が経ったかはしらないですが」
ジュディ:「…館…ボロボロじゃないですか。これが、実際のお屋敷なんです…???」
トビー:「元に戻っ…てないんだな、最初とは違うし」 娘がおる!
GM:弁護士が皆様の傍らにいますが、その身体は透けていますね…
トビー:エッ
テレス:えっ
ピピル:「.....弁護士さん」
ジュディ:「ジュディたちが来たときはー……え?????」
トビー:弁護士…お前…死ぬのか…?
ピピル:「.....最後に、本当の名前を聞かせてもらっても?」
テレス:生身じゃなかった…うさぎなべ…
弁護士:「まぁ、お前たちの格好で何となく予想はついていたが…。やはり、俺とお前達とでは、住んでる時代が違うらしい」
トビー:「待て待て、どういうことだ?」エーッ
ジュディ:「……???????」
弁護士:「俺はお前達と違う時代から、この”魔剣の迷宮”に踏み込んだんだよ」
トビー:エェーッ
弁護士:「だから、まだ魔剣の魔力が作用している今の状態だと、”存在がズレている”みたいだ。ちなみに、俺からは、お前たちが半透明に見えてるぜ」
テレス:「成程」
トビー:「そんなんアリかよ」しゅごい
ジュディ:「…魔剣って本当になんでもありなんですねぇ」 透明な弁護士をべしべししようとします
弁護士:ぺしぺししようとすると、すり抜けますね…
トビー:重なるとメンタルダイブできる????
GM:いまはもう出来ません…!
テレス:「それが本当だとしたら、それなら娘ちゃんが戻るべきはそっちじゃなくて?」
ピピル:「.....どっちに娘は残るんです?」
弁護士:「魔剣の新しい持ち主は、お前たちに決まったようだ。だから、娘も、そっちに出るんじゃないか? こっちからじゃ魔剣も娘も半透明だしな」
ジュディ:「え…」
トビー:「えぇ…」
ピピル:「......ジュディ」
ジュディ:持ち主死んだら犯人探しゲーム始めちゃう魔剣を…手に入れてしまった…。
トビー:はっと気づいて 娘ちゃん大丈夫か?(反応を見たい
ピピル:「ピピルが(魔剣を)持つ。ジュディが割る。OK?」
ジュディ:「はいです、マスター。おおせのままに」とはいえど、一応進行待ちしましょうね(シュッシュ)
愛娘:「………こ、ここは…」呆然としてる
トビー:「あの子も”抜けた”のに気付いたっぽいな」
愛娘:「ど、どうして、今になって…。何で…」
トビー:俺たちがやりましたの構え
愛娘:「あ、貴方達…貴方達が、解放したの…?」
テレス:「こっちが出たときに、貴方もついでに出たんじゃないかしら?」
ジュディ:「言ったじゃないですか。ジュディたちが来たからには終わりますって」
トビー:「俺たちは上手くやれたみたいだぜ」やりましたよ!
ピピル:「五回で済みましたか?オーバーしたらもうしわけないっす」
愛娘:「………」嬉しいような、困っているような、そんな表情をして、涙を流す
トビー:女児が泣いたぞ!!! 囲め!!!!
ピピル:「.....まぁ、あの館に居る方が....」幸せだったかもしれない、と中で思ったことは言葉にはしないでおこう
愛娘:「………。私が、助けてって、言ったから…かしら…? 助けて、くれたの…?」
トビー:「もう限界だっただろうよ、頑張ったな」ひとまずお疲れさま、と
愛娘:「…ありがとう…。ありがとう…」
ピピル:でも、この子の怠惰の性質が変わらないなら、この後結構やべーよね
テレス:流石に猛省しとるやろ…。お屋敷こんなんなってるし、時代ワープしてるようなもんやし…
ジュディ:働き者にならないとな…
トビー:勤勉であれ
ジュディ:更正プログラムだった…?
弁護士:「……ところで」
■□■□■
半透明の白いタビットは、愛用のパイプを吸いながら、夜空を見上げつつ言う。
「他の連中はどうなる?」
ぷはぁ、と弁護士の吐いた白い煙が暗闇に広がります。
■□■□■
ピピル:「まだ囚われてる....?」
弁護士:「”俺の時代では”、他の連中は全員死体で見つかっている」
トビー:実際どうなってる感じなんだろう、死んでんのかな
弁護士:「死体が外にあるのなら、この魔剣の迷宮の中の連中はなんだ?」
ピピル:「あった....のはー....」
弁護士:「魂だけが囚われて、人形に入れられて何度も殺されていたのか? それとも、仮初の存在が形作られ、それが何度も殺されていたのか? いや、どちらにせよ…」
トビー:魔剣って難しいなァ!
弁護士:「その穢れはどこへいく?」
ジュディ:「…穢れって」
テレス:「迷惑にもほどがない?」
トビー:「魔剣が作って見せてた幻、みたいな感じじゃ…」
ジュディ:「………もしかしてジュディたちが森を追われた原因のアンデッドの大発生って」
GM:皆様は、気づくでしょうか。庭を取り囲むように、無数のアンデッド達が蠢いていることに。それは、冒頭で皆様が見かけたアンデッドの群れで間違いなさそうです。
トビー:あら~
ジュディ:アッ
ピピル:「....っ!ジュディ!」ガチャっと銃を抜こう
弁護士:「異議申し立ての連中が、押し寄せてくるぞ」
ジュディ:「はい、マスター。仰せのままに、です!」何も仰せでなかったが、ハルバードを構えよう
テレス:「そりゃ異議も唱えたくなるでしょうよ! まったく!」
トビー:「迷惑な魔剣だなァおい!!!」 廃棄物処理はきちんとしよう?!
GM:しかし、無数のアンデッド達はそれ以上、皆様に近づけないようです。おそらく、魔剣の力でしょう。彼らは魔剣の力の外側で、「どうしてお前だけが…」「どうしてお前だけが…」「どうして」「どうして」「どうして」と口を揃えて呻いています
トビー:エグいよ!!!
ジュディ:怖い…
GM:これまで彼らは、何度殺されてきたのでしょうか?
ピピル:「そんなもんわかりきってるでしょうに....」
GM:少なくとも40周? いえ、きっと、もっともっと――…
ピピル:「自業自得。己のやったことを理解すらしてないなら―――本当に罪が深いっすねぇ...」
ジュディ:「ジュディは彼らを可哀想と思う心は持ち合わせて居ませんが、哀れとは思います。眠るべきときに、眠れなかったのですから」
トビー:「魔剣なんかに巻き込まれてなけりゃさっさと逝けたんだろうがな、ここまできたら後処理もやっとかねぇとダメだよなァ」ひとまず娘の安全を確保しつつ
テレス:「娘ちゃんがこっち居る以上、後始末は私達の仕事よね…」
■□■□■
皆様を追いかけてきた不死者達―――…いえ、永い永い時間、殺され続けてきた6人の被害者達より滲み出た穢れは、やがてその罪に相応しい形に凝り固まっていきます。
それは、魔剣の迷宮から解き放たれたことで、かつての姿を取り戻せたからでしょうか。
演奏家:「何故だ! 何故お前だけ!」
画家:「僕たちが何をしたっていうんだッ!」
メイド:「許せないッ! 許せないッ!」
シェフ:「ずるいぞ…! ずるいぞ…!」
繰り返す夜の中で、何度もその死に際を見てきた人物の姿を変わりました。
夫人:「あぁ……可愛い可愛い、私のサラ…」
夫人の姿となった不死者が、屍蝋化した指を伸ばします。
夫人:「私達が許されず、貴方だけが許されるだなんて、そんな不公平―――」
指を伸ばし、握る。
お前のその生きた心臓を握りつぶしたいとでも言うように。
夫人:「あっていいわけがないッ!!!」
いいわけがない! そんなことが、許されるはずがない!
お前が最も罪深いならば、お前も地獄に落ちるべきだ!
何故お前がこの地獄から抜け出せる?
どうしてお前だけが生きたまま出られる!?
罪の形となった不死者達は、怨嗟を叫び続けます。
■□■□■
ピピル:まるで同情できないあたり、物語の作り方がゲスくて気持ちいい
ジュディ:娘ちゃんが彼らに何をしたんだっていうとまぁ、何もしてないんだよな。実際に。
トビー:まさに”何もしてない”ので…
テレス:執事が何を言うかでゲス度が違う
ピピル:なるほどね。わかってしまった。こいつら死んでも反省できない奴らだ..
GM:やがて魔剣の力で抑え込めなくなり、彼らが踏み込んできます
ピピル:となれば、魔剣が娘を選んだのは、まだ更生の余地があるからかな?
夫人:「お 前 も! こっちにこいッ!!!」
ピピル:「.....いくっす? 悪いと思うなら進むっす 違うと思うなら戻るっす」
愛娘:「い、嫌よ…!」
ピピル:「....どっちでもないなら―――ちょっとだけ下がってるっす」 銃を手に取ろうか
愛娘:「私は…私は………。生きてるもの…。生きていたいもの! 死にたく、ない…!」
夫人:「お前もこっちにこいッ! お前も同じ目に遭え! お前も! お前達も!」
GM:それぞれの人物の形をとった穢れが魔物となり、遅いかかってきます。が――
GM:暗闇を切り裂く稲妻が、両者の間に落ちます
執事:「………」
GM:現れたそれもまた、不死者には違いないのですが__しかし、皆様の盾になるように、敵対する5つの影に向かい合います。
ピピル:し、執事ぃぃぃぃぃぃぃ!
トビー:執事ィ!!!
ジュディ:「!!!!?」
トビー:「アンタ…」キタワー
ピピル:「.....最後まで…」
ジュディ:「な、なんですか。この人も穢れでドロドロじゃないんですか?」
テレス:ゲス展開じゃなかったか…(
トビー:良心
ピピル:やっぱり魂の質が違いますよ。流石執事
トビー:「よくわかんねェ…けど、手ェ貸してくれるってんならありがたいぜ!」
ピピル:「.....ジュディ。多分、なんすけど……思いも、その積もった時間分....あっちと、こっちで違うんすよ!」
ジュディ:「…どうせ貯められるのなら、きれいなものの方がいいですね、マスター。ジュディも見習いたいものです」ハルバードをぶんっと一振りして戦闘態勢
テレス:「終わったら、仲良く火葬してあげるわよ」
GM:不死者達が、怨嗟の咆哮を夜の闇にぶち撒け、戦いが始まります!
GM:と、いうことで、クライマックス戦闘になりますよ!
ピピル:まもちや!
GM:はーい! 魔物知識判定ですね!
GM:敵の難易度は全員同じで、10/14となっております
【不死者の群れへの魔物知識判定】(難易度10/14)
ピピル:2d+1+2 マモチモチ (2D6+1+2) > 5[3,2]+1+2 > 8(失敗)
テレス:2d 魔物知識判定/平目 (2D6) > 6[2,4] > 6(失敗)
トビー:2d+3+3 仕事! (2D6+3+3) > 9[5,4]+3+3 > 15(大成功)
テレス:お上手
ジュディ:ないすないす
トビー:やったぜ。
ピピル:フィフティーンもでてやがる。すごいぜ
GM:弱点までデータを抜きましたね!
GM:では、データを掲示しますね…。ちょっとまってね。たくさんあるからね…。
GM:まじでたくさんあるな…(5体分のデータを見つつ)
(※モンスターデータは別ページにて紹介します)
トビー:ヒエェ
テレス:メイド(前衛)
トビー:メイドは物理攻撃が基本なので
ピピル:私の知るメイドは、物理遠隔が基本だよね
GM:(どのメイドだろうか…?)
ジュディ:このメイドは早いはずだ。油断できない。
ピピル:でもジュディよよく見るがいい、こちらの前衛はイナヅマ執事だ
トビー:うむ! 執事パゥワでなんとかなるかもしれない
テレス:このPTまじで範囲火力ないもんな!
ジュディ:レベル3で範囲火力は特技の取得が限られてるし、あとはコンジャでスパークあるかとかくらいかなぁ
GM:よし…
GM:とりあえずコマにデータを貼りました…
トビー:データのメモがまた
ピピル:通常武器無効がすごく強そう
ジュディ:通常武器無効らしいんですけど…
テレス:執事初手ファイポンしかないやんけ
ジュディ:執事に私も燃やしてもらえば炎がつきそう…
トビー:執事は全てを燃やし尽くすぜ
ジュディ:(執事が)死ぬとき(死んでるけど)燃えてみんなも燃えるの面白い(笑うところではない)
トビー:笑いどころさん
テレス:2R保てば良い方
トビー:メイドの説明怖いよォ!
GM:メイドの説明欄が長すぎる…!!!
トビー:いっそ夫人の簡潔さが健全に見えてくるレベル
ピピル:やっぱり精神が汚染されてない方が強いんだなぁ……。あれ? 娘は戦わないのか…?
テレス:流石に勘弁してやれよ
GM:娘は何の能力もない一般人以下ですから許してあげてね…。とりあえず、今から戦闘に入るのは、時間的に…無理っぽいな…。データが沢山あるんで、今夜はそれを確認してもらうところまでとしましょう…
ピピル:先制判定だけしておこ!
トビー:センセィ!
GM:あ、そうですね! では、データも開示しましたので、あと先制判定だけ行いましょうか! 難易度11です!
【先制判定】(難易度:11)
テレス:2d+2+3 先制判定 (2D6+2+3) > 5[3,2]+2+3 > 10(失敗)
ピピル:2d うぉぉー! (2D6) > 9[3,6] > 9(失敗)
トビー:2d+1+4 仕事! (2D6+1+4) > 7[3,4]+1+4 > 12(成功)
ジュディ:2d6+4 先制! (2D6+4) > 8[6,2]+4 > 12(成功)
テレス:ナイスゥ!
GM:先手をとった!
ジュディ:ジュディだって出来ますよ!
トビー:えらい!
GM:先制強い! それでは戦闘開始___と、言いたいところですが、時間も遅いので本日はこれで切って、来週に回したいのですが、如何でしょうか!?
ジュディ:はーい!
トビー:はい!OKです!
ピピル:ホイホイホイ! おつかれさまでしたー!
テレス:よすよす
■□■□■
事件の全貌を白日の元へ晒し、魔剣の迷宮から脱出した一行。
クライマックスフェイズに入り、彼らの前に立ちふさがるのは、永きループの中で殺され続けた者達の穢れだった。
いよいよ物語の決着をつける時。
生き残った者への怨嗟を叫び続ける不死なる罪人達を、冒険者達は無事退けることができるのか――?
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