Opening Phase:01

GM:それでは、物語に入る前に、本卓の説明を今一度行わせていただきますね!

GM:今回の卓は、探索系ミステリーになります!推理モノだけど、純粋な推理モノではありませんので、最悪総当りで正解を導いてください!色々調べればだんだん分かってくるはずなので! 分からなかったらGMを樹の下に埋めてもらって構わないよ!


テレス:言質


トビー:ヨッシャガンバルゾ


ピピル:桜の木の下に埋めていいんだな!


GM:簡単に物語の構成を説明しますと、


 1.オープニングフェイズ


 2.探索フェイズ


 条件を満たした場合、

 3.クライマックスフェイズ


GM:という3部構成になっています!ボス戦はクライマックスフェイズで行われる感じになりますね!


ピピル:ダブルクロス(※別のTRPGのこと)と同じ動きだ!私は詳しいんだ!


トビー:なるほどな???


GM:ダブルクロスと同じかは分かりませんが、探索フェイズで物語を突破するキーを集めて頂いて、クライマックスにたどり着く…という感じになっています


ジュディ:なるほどなるほど


トビー:ラスボスにたどり着くためのアイテム探し…熱い


GM:今のところ語れるのはそんなところなので、それではオープニングに入っていきましょうか!

GM:初期設定として、皆様には既にPTを組んでいただいており、そして、小さな荷物を運ぶという仕事を引き受けて、目的地に向けて旅をしている最中、とさせていただきます!


ジュディ:はーい!


トビー:ユクゾー


ピピル:了解!荷物を調べろ!今すぐにだ!


トビー:運搬中や~


GM:舞台はブルライト地方、ハーヴェス王国ですね


ジュディ:ガタンゴトンガタンゴトン(例え徒歩でもガタンゴトンしてもいい)


トビー:ガタンゴトン(口で言う)


GM:SW2.5のルールブック1に詳しく設定が書かれてると思いますので、興味がありましたらご確認下さいませ!


トビー:はーい!


ジュディ:はぁい!了解です!


GM:このハーヴェス王国の辺境にある、ダンケルヒル男爵(オリジナルNPC)という方のお屋敷が物語の舞台となります!


トビー:ほんほん


テレス:つまりわるいやつですね!


ジュディ:悪くないかも!


ピピル:なんだかんだ仲間になってくれるって私は信じてるんだ


GM:どんな人なのかはその目で確かめてくれ…!


トビー:ツンデレというやつかもしれないぞ


ピピル:ヤンデレだったらどうする....?


トビー:ヤァン


ジュディ:対抗してもっと病もう。


■□■□■


皆様の目の前に、夕日に照らされ伸びる無数の影が立ち塞がっています。

ここはハーヴェスト王国の辺境の街道…。荷物を運ぶ依頼を受けた皆様は、本日中に国境の宿場町にたどり着く予定でした。

しかし__目の前で死者の群れが行く手を遮っているのです。

もう間もなく日は山向こうに沈み、夜が訪れる時間…。

40を超える不死者の群れに行く手を阻まれた皆様は、すぐに逃げることを選びました…。本来であれば街道を戻るべきですが、不死者の群れを撒く為に、皆様は森の中へと続く道を選びます…。


■□■□■


GM:と、いう感じの状況からスタートします!


トビー:40~!!!多いよ!!


テレス:40対4は流石に死ぬ


ピピル:Biohazard(合ってるとかけらも思えない英語)


ジュディ:画面に入りきらないよ~


GM:直近の状況としては、なんかクマっぽいアンデッドに追いかけられてるところ

ですね


トビー:クマぁ!?


GM:それではそんな状況から、ロールプレイをどうぞ!


ピピル:「ヘル...ヘルプぅ!」と森の中を走りつつ


テレス:「ちょっとなんなのよアレ!街道ってのはある程度安全が担保されてんじゃなかったの!?」


トビー:「おいおいおい!こんなん聞いてね~ってのォ…!!」全力移動(72m)でダッシュ!


ピピル:「これ結構スクープじゃないっすか!?」とペンを出したりしまったり


GM:確かにスクープっすね…


ジュディ:「…ジュディはもうだめです…。美人薄命。そう、悲しい定め…。足が棒です棒」


ピピル:「ああカメラ置いてきたっす!」ばたばた


トビー:「わけわからねぇ、こんなン誰も噂も何も…走れ走れ!!」


テレス:「命あっての物種だから今は逃げなさいっての!」


ピピル:「ヒエー!ジュディもアンデッドに!?」


トビー:聖印を握りしめて悪霊退散!とかしつつ


ピピル:「墓前にはちゃんと大福おいとくからよ....」


ジュディ:「マスター、ジュディは(ルーンフォークなので)残念ながら腐らないです。スクラップです。悲しい…」


GM:確かに、街道にこんなにも大量の不死者が現れるなんて、尋常ならざる事態です。ひょっとすると、最寄りの村が襲われて地図から消えてしまうことになりかねません


ピピル:「にしても、ほんとに逃げるところないんすかぁ!?ジャンプしても隠れられるようなところはどこにも見えないんすけど!」結構疲れてきてるようでかたがぜーはーしつつ


トビー:「この辺からだと…どっか村…あったか…?!」ゼーゼー


ジュディ:「できればジュディは暖かいおうちでマスターに見取られて幸せに眠りたいー…どこかにちょうどよさそうな民家などないでしょうか…。そこで最期を迎えましょう」


トビー:「最悪テキトーな小屋でもなんでもいいから探すしかねえ!」


ピピル:「ヘイ!ジュディーのバーカ!従者らしく私をかつげよぉぉぉぉぉぉ」


ジュディ:「マスター、ペースが落ちてますよ。ホラホラ頑張って」


GM:気づけば夜も深まり、森の闇は一層深く濃く、皆様を囚えています。


トビー:「まだ最期には早いっつの!まだまだ行ける!行けるぞ…!!」ダッシュダッシュ!死にそう!


ジュディ:「ジュディの速度に合わせたら、クマさんとギリギリですよ!」


テレス:「見つかるとマズいから火は焚かないでね」


トビー:クマこわいよクマ


GM:しかし、幸いなことに、先程まで追いかけてきていたクマは撒くことに成功したようですね!いつの間にか居なくなってますし、唸り声も聞こえません!しかし、逃げ切れた代償として現在位置がさっぱりわからなくなっています


ジュディ:「…と、ほほう。ジュディに恐れをなして逃げましたかね…?やはりジュディはハウスキーパーで最強…」


ピピル:「ところで一番言いたくない単語を言いたいんすけど.....これソーナン?」


トビー:「ソー…いやなんも見えねぇ…どこだここ」


ピピル:「一応夜目は効くんす。実はレプラカーンというもので」


ジュディ:ピピルを抱えよう


ピピル:「ぐえーやめるっす!」ばたばた


GM:街道から逸れて、かなりの距離を疾走したと思いますが…現在位置は掴めませんね。


ピピル:「二人合体しても強くはならないっすよぉ!」


ジュディ:「夜目については、ジュディだって利きますよ!ばっちりです!ハウスキーパーですからね!」きょろきょろ


トビー:なんかこいつらなら大丈夫そうだなという顔でピピルとジュディを見つつ


テレス:「んー、木々のせいで空も景色も見えづらいね…」


ピピル:「ん、ならあれっす。上にヒントがないなら下っすね。獣でも人でも歩けば何かしら見つかるっす?」


トビー:「はァン下ねぇ…」とキョロキョロするが何も見えん人間ゾ


GM:そんなとき、テレスさんは森の中に小さく灯る明かりを見つけました。少し離れていますが、明らかに人の営みを示す輝きです


テレス:「ちょっとまって。あっちの方角、なんか灯りっぽくない?」


ピピル:「出来ればカレーにしやすい猪とか....ん?」


ジュディ:「狩人でも入ってきている森であるなら手がかりはあっても不思議はなさそうですがー…と、どれどれ…?」


トビー:「灯り~…?」目を細めて


GM:他の皆様も、明かりを見つけることができます。もし夜目を持っているのなら、なんだか大きな建物も見えますね


ピピル:「YES!人っすよ!」と、びゅーと飛んでこうとして、ジュディに抱えられてるので空回りするね...


ジュディ:ひょいと抱えているからね。小型犬を抱っこする感じだ…


トビー:かわいらしい


ジュディ:「ジュディにも文明的な明かりに見えます」


トビー:「なんかぼんやり見えるっちゃ見えるが…」蛍じゃなさそう


ピピル:「あ、でもこれ取材できるっすね」ペンを出しつつ


トビー:「アンタ何が何でも取材なんだなァ」逆に感心


ピピル:「んじゃ最後に確認っす。行く...?」


ジュディ:「道に迷った旅人を一晩休ませてくれるのは人の使命ですよ。泊めてもらいましょう」


トビー:「何か知ってるかもしれねーし、そうじゃなくても一晩休ませてもらえるかもしれないしな」


テレス:「行くしかなくない? こんな深い森の中に住んでるのはちょっと違和感あるけどさ」


ピピル:「じゃあいくっすよ!ジュディ・ゴー!」


ジュディ:「きっと街中に住むのを嫌う偏屈な爺さんか婆さんですよ。大丈夫です。マスターはそういう層に受ける顔をしています」米俵を担ぐ感じでマスターを肩に担いで歩き出そう


ピピル:「そういう...層に受ける....顔?」


トビー:「ただ山小屋に住んでる偏屈かもしれねーだろ?わかんねぇけど」


ピピル:お前のようなババァがいるか展開!


トビー:「ここがどこだか教えてくれるようなヒトがいりゃいいけど」荒事はゴメンの意


GM:みんな、こんな森の中の怪しい館へ向かってくれる!GMは嬉しい…!感動している…!

GM:では、不安半分、期待半分で明かりへと進んでいくと、不思議なことに森の様相が変わっていきます。管理された森へと変わっていきますね。切り株が多いし、枝は切り払われて歩きやすくなっています。


ピピル:「実質スクープみたいなもんすよね。謎の洋館」


ジュディ:「大丈夫ですよ。テレスも美人さんですし、大体の男ウケはいいはずです。でもトビーは新婚だからっていい気にならないほうがいいですよ」


トビー:「俺は嫁一筋!他なんて興味ねーの!!」ドヤり


ピピル:「結婚は人生のジョーカーっていいますもんね!」


テレス:「あんた達もうちょっと緊張感をね…」


GM:よくよく見れば、あぜ道みたいな道が森の中に出来ているのに気づけます。


トビー:「お、この辺は歩きやすいな」


ジュディ:「このあたりは人の手が入っているみたいですね」


ピピル:「んーさて、入り口に人が居たら話しかけるべきなんすけど、ピピルは無理っすね!」ふふん


ジュディ:「こんな時間ですし、外をふらふらしてたらむしろちょっと変な人ですよ!」


GM:やがて、しっかりと美しく整備された庭に出ることができます。庭園には石畳が敷かれ、綺麗に掃除されていました。庭園の道を進めば、館の入り口にたどり着けます。


トビー:「てか綺麗な場所だな、ちゃん人住んでんのか」


ジュディ:「でもまぁ、(洋館の明かりがついているようなので、住人は)夜更ししているみたいですね。丁寧に訪ねましょう。テレスが」


テレス:「とても面倒事を押し付けられた気がする!」


ジュディ:「ジュディはちょっと器も体もビックな女なので自重したんですよ」えへん


トビー:「顔はイイから良い対応してもらえんだろ、テレスなら」押し付けたれ押し付けたれ


テレス:「あーもう、確かに私が適任か」


GM:扉をノックする前に、何か調べたい方はいらっしゃいますか? 聞き耳とか、見識とか?


ピピル:そりゃもう姑の如く埃とかを確かめておこう


ジュディ:聞き耳はしちゃおう。あと屋敷の外観は眺めておくよ。窓から誰かみてたりしたら怖いよね


ピピル:んー、庭を一応探索したいな! 平目だけど!


トビー:聞けるものは聞いとこう感


テレス:まあ探索は一通りしたい感あるね。足跡とか見たい。


GM:庭は特に何もなく庭ですね…手入れの行き届いた庭園ってだけです。謎のアイテムとか、秘密の入り口とかもなさそうです。足跡は、石畳だから見つからないかなぁ。


トビー:綺麗なお庭だなぁ


テレス:んじゃほっとこう


ピピル:んであれば館がどのくらいの年代物か見ておこうね


ジュディ:蔦とかは生えてないのかな、手入れされてるかな?


GM:館は築20年くらいですね。比較的新しいと思います。蔦にも侵食されてはいないようです。


ジュディ:ふむふむ、お化け屋敷って感じではないのね…


トビー:(いつかはこんなお屋敷に…)そう思うトビーであった


ピピル:「結構新しいっす....?」館をじーとみてる


ジュディ:「ジュディとどっちが若そうです????」>ますたー


ピピル:「やだなぁジュディのほうが綺麗さ!HAHAHA」


ジュディ:「マスターのえっち!」キャッキャッ


トビー:せんせーふたりがイチャついてまーす


GM:そりゃ王都の貴族街のお屋敷と比べたら見劣りしてしまいますが、この辺りでは立派な建物ですね!


テレス:まあこんな辺鄙なところにお屋敷ってのもアレなんですがね


ピピル:そんじゃあ聞き耳からしていこうか


テレス:みみ!


ジュディ:していこう~


トビー:耳たてて~


GM:ああ、判定は特に必要ないです>聞き耳


ピピル:なんやて!?


GM:聞き耳しようと耳を立てれば、美しい楽器の音色が聞こえてきます…。


テレス:スッ(精神抵抗の準備)


トビー:おぉん…?


ジュディ:こんな夜中(推定)に…


GM:ハーヴェス王国の民謡が奏でられていますね。あと、複数の人の声(共通語)も聞こえます


ピピル:「えーっと....これなんすっけ?」


トビー:「なんだってこんな夜に」金持ちのやることは違うな


ジュディ:「こんな夜更けに音楽ですか?パーティーですか?それにしてはちょっとおとなしい曲ですね」


トビー:「この辺の曲だったか?あんま聞かねえけど…」共通語なら聞こえるね!


ピピル:ピン!と耳を立てて、ジュディに昇って距離をつめて、会話を聞こう! ニンニン!


ジュディ:ガッシャーン(合体音


GM:皆様が聞き耳を建てていると、ドアが開かれます。出てきた人物と鉢合わせしてしまいますね。


出てきた人:「あわぁぁ!?」


ジュディ:「なにやつ!!!」


出てきた人:「それはこっちのセリフです!?」


テレス:「話をややこしくしない!」


GM:出てきた人はその姿からすると、どうやら使用人のようですね。メイドさんです。おそらく、この館で働いている方でしょう。


トビー:「いやぁすまんすまん」聞き耳してましたという顔


ピピル:「あ、すいません。ちょっと流れのものなんですけども」


出てきた人→メイド:「こ、こんな夜更けに一体…も、もしかして強盗…!?」


ジュディ:「ジュディです!ごきげんよーです!!」


ピピル:「ジュディ少しお口ちゃっくね! ちょーっとお話が進まないから黙っていようね!」


ジュディ:「かしこまりです!」用心棒ムーブ。マスターの後ろに立つ。


トビー:ちょっと後ろの方に避けとこうね!


ピピル:「あーいえ.....冒険者....の証拠になるもの」エンブレムあるかな?


トビー:持ってるかな、仕事してるし…?


ジュディ:ありそう。


ピピル:たまにもらえない人がいるらしい(エンブレム)


GM:ああ!身分証を見せるってことか!どうぞ、見せてやりなさい!このエンブレムが目に入らんか!!!


ピピル:YESYES!


テレス:「こんな夜更けにすまないね、こっちは見ての通り冒険者だ」しれっと仕切り直す。


ピピル:「あ、はい。こちら四人はこういうものっす」エンブレム見せ


メイド:「え、冒険者様…?」


ピピル:「一応このでっかいのもそうっす」


ジュディ:えへんという顔


トビー:「ちょっとワケありで」というワケ説明するから屋敷に入れとくれの構え


メイド:「……と、とりあえず、エントランスへどうぞ…」


GM:メイドさんは皆様の身元が分かったので、ドギマギしながらも館へ招き入れてくれます


トビー:「(おっ、コイツは話がわかるやつっぽいな)」


ピピル:(ジュディジュディ)小声


ジュディ:「…?」


ピピル:(ちょっとピピル、周り見るんすけど、露骨にキョロキョロしたり怪しまれないようにっすよ)


ジュディ:「…」了解、マスターってお顔をします

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