俺の救世主はやはり天使だ

@Halteanoyami

死、そして出会い

俺、潤咲湊ほとさきみなとの生活は両親からの仕送りで成り立っていると言える程仕送りに頼った生活をしているのだが......高校2年目の7月仕送りが途絶えたのだ、理由なんて分かっている昨日掛かって来た電話だ、親戚のおっちゃんからだった


俺の両親が事故で亡くなったとの事だ...最初は信じたくなかった、いや今でも信じたくない事態だ


自分をあそこまで愛してくれていた両親が...「心配だから」や「多いに越したことはないだろ?」と否応なしに、貯金を切り崩してまで少々多めとまでの仕送りをしてくれていた両親が亡くなったのだ...最初は現実を疑うばかりだった


一度これは夢なのではないか、単なる悪夢なのではないかなどと思いもしたのだが認めたくない現実が振りかざされる度にそれが現実だと思い知らされるばかりだった...


両親の死から数か月程経ったある日俺は途方に暮れていた、そう...もう次期貯金が底をつきそうなのだ、それにうちの学校は校則でバイトが禁止されている


「あぁこれからどうしようかな...」と、先の心配をしていた時


「湊くーん、おーい湊くーん」

と大声で名前を呼ばれた、声の主見てみると知らない女の子だったそして途轍もない美少女だったのだ、なのできっと違う湊くんを呼んでいるのであろう


潤咲湊ほとさきみなとくーん、おーい無視しないでよー、湊くーん」

だが、次はフルネームで呼びながらこっちへ駆け出して来た、どうやら俺の事を呼んでいるらしいだがまだ信じきれない


なので俺は逃げてみた、変わらず美少女はこちらを追ってきている、なのでさらにスピードを上げ逃げてみる、美少女はスピードを上げこちらを追ってくる、なのでは俺はさらにスピードを上げて逃げる、美少女は追いかけてくる...

俺は何が起きているのか理解することでいっぱいで逃げる道のことを考えてなかったそのせいか俺はいつの間にか行き止まりにいた、


「もぉなんで逃げるの湊くん」

逃げている間に多少頭の整理ができた..が残る疑問の方が多い何故彼女が俺の名前を知っているのかそれが一番の疑問である、まずはその事を話そう


「えぇぇと、まずなんで逃げるのと言う質問に対してなんだけどまず僕は君を知らない君が僕をどこで知ったのかは知らないけど僕らは初対面だ、初対面の人に追いかけられたら逃げるこれ当然だろ?」

と言うと途端に美少女は目に涙を浮かべ始めた遂には泣き出した


「ね゛ぇぇ湊ぐぅん、あてぃしの事覚えてないの?」

彼女は泣きながら回らない口で噛みながそんなことを尋ねてきた

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

俺の救世主はやはり天使だ @Halteanoyami

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ