武器召喚で出てきた石ころが最強武器に変化した
wata@yu
エピローグ
ここは五大国家のひとつサラシャ王国の王都クラル。
大通りは熱気で包まれる中、少年の顔は暗かった。
その隣にいる両親もどう声をかけていいのか、といった表情だ。
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少年の名はクリス。
今日で10歳を迎えた。
10歳を迎えた子供には武器召喚の儀式が行われる。
なんでも、神様から10歳を迎える子供へのプレゼントだそうだ。
そこで召喚される武器によって将来が決まると言っても過言ではない。
武器にはそれぞれ五つのランクに分けられる。
ランク1…普通の武器
ランク2…中級の武器
ランク3…上級の武器
ランク4…国宝級の武器
ランク5…神格級の武器
最大ランクのランク5の武器は世界の始まりから確認出来る限りでは100にも満たないとされている。
付き添いの両親は隅で待っている。
クリスが順番が回ってくるのを待っていると、
「ランク5、ランク5が出たぞ!!」
周囲はざわめきに包まれる。
「ランク5って初代勇者様と同じじゃない!」
「ああっ、きっとその子の将来は最高のものになるな。」
そんな中、紫の髪の色の少女がさっそうと出口に向かう。
「あの子がランク5に選ばれた子だって!」
「すげぇな、俺の息子もらってくんねぇかなぁ。」
そんな話を聞いていると
「次の方、前へどうぞ。」
やっと自分の番が回ってきた。
「では、こちらの水晶に手をかざしてください。」
そこには召喚を行う為の召喚石が。
ランク5じゃなくていいからせめてランク4が来てくださいとクリスは願った。
そして、恐る恐る手をかざした…。
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