旅行好きの幼馴染が危なっかしいので一緒に旅行をしようと思います。
旅好き熊
旅行好きの幼馴染は鎌倉に行きたい
午後7時 学生ならば家で勉強なり遊んでいる時間である。
武早命はその例にもれず、定期試験が近いため勉強をしていた。
「ここはこの公式を使って...」
今回のテストで上位を取れれば、「楽しみ」な時間が待っているので命も頑張っている。
そんな時
「命!テスト終わったら旅行いこう!」
命の部屋のドアを大きな音を立てて開き、来客がいることを示した。
命が椅子にもたれかかり後ろを見ると、そこには幼馴染の天照光がいた。
「いきなりすぎるだろ...まぁいままでの経験で来る頃だとは思っていたけど...」
「来る頃だろうと分かってたならば問題なし!」
「いやいきなり来るのは問題だけどね?」
「そんなわけで!本題に入ります!」
「俺の意見は無視かい」
光がニコニコしながら話し始めようとする。
「今回は鎌倉に行きたいです!」
天照光は生粋の旅行好きである。そのため昔からどこかえふらっと行くことが多かった。
そんな光を心配した親が、命にお目付け役として一緒にいてやってくれないかといい、どこか行くときは命も同伴することが多くなった。
そんなことがあり今ではどこか行くときは一緒に予定を考えることが多くなった。
「なぜ鎌倉に行きたいんだ?」
「俺ガ〇ルが好きだから!」
「あのラノベお前大好きだもんな...」
理由がしょぼい
「今理由がしょぼいって思ったでしょ!いいでしょ!興味を持つことは大事なんだからさ!」
「まぁ、それには同意する。」
「でしょ!」
まぁなにからでも興味を持つことは大事だな。
「で、鎌倉のどこに行きたいんだ?」
「まずは、鶴岡八幡宮でしょ!あとは、小町通りや由比ガ浜に行きたいな!」
「結構巡るのな。じゃあついでに長谷寺とかにも行こうか。由比ヶ浜から近いし。」
「さんせー!」
あとはどこに行こうか...
「あ、鎌倉大仏のこと失念してた。」
「あ、私も...罰が当たらないことを祈ろう...。」
「だな...」
でルートのことや勉強の話しをしてたら一時間ぐらいたったので、そろそろ光の親が心配する時間帯だと気づいた。
「じゃあ、今回はこのルートでいいか?」
「うん!どうやって行く?バイクはお寺とかがあるから使いにくいし...」
「歩いてもいいけどな...あ、そういや自転車を貸してくれそうなやつに心当たりがあるから電話して聞いてみるわ。」
「人脈広いねぇ...」
「俺もびっくりだわ。あ、そういや夜ご飯どうする?」
「うちで食べるから心配しなくて大丈夫だよ!」
「じゃあいいか、ほらそろそろお前の親が怒り出すころだぞ。帰れ帰れ」
「怒られんのは嫌だ!じゃ、帰る!また明日ね!」
「おう、また明日な。」
そういって光は帰っていった。
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