オレンジへの応援コメント
感想です。
二人は同じ場所にいながらほとんど接さない。たまに、ご飯のときなんかは話すけど。
それぞれが出す勝手な音(キーボードとピアノ)から、二人が傍にいるのに、遠い感覚を抱いていることが伝わって来た。
そして、部屋がオレンジに包まれる。ホータは影になって、不安定になる。聞こえるのは、遠い存在を感じさせたキーボードの音だけで、それが余計に不安にさせる。
ホータを求める彼女を安心させたのは、煙草の臭いだった。
序盤中盤は、映像と音を中心に書かれてきて、最後のキーは「香り」というのは、すごく印象に残りました。
「うれしい」とか「悲しい」といった感情を表す表現を用いず、五感で以て情景を描き、彼女の五感がどのように作用したかで、彼女の心境を、読者に伝える文章力に感動しました。
作者からの返信
杜松の実さん
感想ありがとうございます。
五感を意識して書いたことが、効果を発揮したことを伝えて貰ったことは自信になりました。次のチャレンジが悠々出来そうです。ありがとうございます。
文章力を褒められると、少し変かも知れませんが、これまで培って来たその総体を評価して貰えた感じがします。嬉しいです。
真花
オレンジへの応援コメント
ニラレバを食う女子高生(不登校)と医者のホータ。どこでどうやって知り合い何故今の関係に至ったのか想像が膨らみますね。妄想できて楽しいです。居心地のいい2人の距離感が音や色や匂いにのせて伝わってきます。良い感じですね。
作者からの返信
冬見雛恋さん
「妄想でき」る作品になったのはすごく嬉しいです。空気感と五感、それ以外のところを出来るだけ排して、遊び、と言うか、隙間、と言うかが生まれるように書いたので、そこにあるものを足場に広がったのだ、きっと、と喜びの中です。
読んで頂き、ありがとうございます。
真花