第19話魔物が再度襲ってきたので今度こそ作戦を実行する件
「なかなか、きませんね。エリスさんのせいですよ」僕は思わず不満を言った。
「むう、悪かったといっておるだろう。そうだ、マッスルよお主またマッスルフラッシュを使え」
「いいですとも、エリスさんも俺の筋肉がみたいのですね」
「マッスルフラッシュ」
辺り一面が明るくなった…すると魔物たちがその光に気づいて襲ってきた。
これはあれか?夜光に群がる虫の要領なのか…
「あんなに、いっぱいの魔物は必要ないので最低限残しましょう」
僕とエリスさんの魔法であらかたの魔物は消滅した。残り2~3匹になったところで、魔物が逃げ始めた。
「よし、いいぞ。みんなあいつらの後を追うぞ」うまくいったぞ。このまま巣に帰ってくれれば問題ない。
「よし、マッスルいくぞ」
いつのまにかエリスさんは福原にだっこしてもらっている。
魔物は怪我をしている割には逃げ足が早い。疲れた。
「私が追いかけます。巣についたら狼煙をあげますのでそれを目印にきてください」
おお、カエデさん。さすがくノ一素早い。
…1時間後。狼煙があがらない。
「まさか、あやつまた迷子になったのではないか」
カエデさんに任せた僕がバカだった。
「大丈夫よ」
未来が声を出した。
「こうなると思ってカエデさんに発信器代わりの魔法をつけておいたわ」
「未来いつのまにそんな魔法を。でカエデさんはどこに?」
「ちょっとまって…あらすぐ近くにいるみたい。ここから100mもないわよ」
「どうやらあやつ捕まったな」
エリスさんが舌打ちをした。
「こうしてはいられないすぐにいこう」
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