第15話聞いていたより魔物の数が多かったと思ったら色々と片付いていた件
僕たちの存在に気付いた魔物たちがわらわらと現れた。
「あの、エリスさん聞いてた数と大分違うんですが?」
「おお、そうだな。前来たときより随分増えているなぁ、しかし、あんな下級魔俗など敵ではない。いくぞ」
「メルメルメルメル灼熱地獄ー」
僕は大量の魔物に灼熱の炎をくらわせた。
「さすがだ、ではわたしもメガフレア全体バージョン」
エリスさんのネーミングセンスは壊滅的だ。
「あれ、エリスさん全体魔法つかえるじゃないですか」
「うむ、あれから私も鍛練したからな」
どやぁ。
さすがは騎士団長すぐにレベルを上げてくる。
「マッスルータックルー」
福原が筋肉を膨張させて魔物たちを吹き飛ばす。もはや何も言うまい。
未来は僕らの攻撃力と防御力をあげる魔法を使ってくれている。
「あらかた片付きましたね。でもグレミーでてこないですね。」
「高みの見物ってところなのかしら」
「いや、俺の筋肉にびびって逃げたんだよ」
「いや、君たち、あそこで黒焦げになってるのがグレミーだ。フジワラ殿の最初の魔法で逝ったようだな」
「ええー!!!」
な、なんとあっけない。RPGでこれやったら絶対売れないやつじゃん。
なんだかグレミーとかいう魔物にもうしわけない気持ちになった。
「ま、まぁこれでこの村は安全ですね。」
「まぁ、そうだな。そう簡単に復興はできないだろうが」
「こんなこと言うのもなんですが、魔属はみんなこのくらいの力なんですか?」
もしそうなら僕一人でも無双出来そうだなと正直思った。
「いや、グレミーはそこまで強くはない。私も村人を守りながらだったからなかなか止めをさせなくてな。フジワラ殿達のおかげだな。」
勝手これほどまでに自分の力を誉められたことがあっただろうかメルルン本当にありがとう。
「あの、エリスさん、一度城に戻るんですか?」
「いや。相原殿、このまま次の目的地にいくぞ」
「あ、エリスさん、私のことは未来でいいです、あと、こっちは徹で、あいつはマッスルで殿はつけなくていいですよ」未来は僕らをみて同意を求めた。僕は問題はない。福原はそれでいいのか?福原は満足そうだった。
「そうか、では、徹、未来、マッスル。次の村にいくぞ」
「了解です!!」
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