第28話消える証拠

沙夜の仮説も分からなくないが少し行きすぎている気もするが…でももしかしたらありえるのか…


よくわからなくなったきたな。



僕と沙夜はひとまず休むことにした。



目覚ましを午前1時にあわせたが起きれるかな。



目を覚ました。時計を見た。やば、3時じゃないか。沙夜?



いない。一人で行った?


どこだ、沙夜?



僕は慌てて外に出た。



現場に向かうと、沙夜が一人で何かをしていた。



「沙夜、駄目じゃないか一人で行っちゃ」



「だって何度も起こしたけど起きないんだもん」



うっ、そんなに起きなかったのか



「ねぇ、お兄ちゃん」



「どうした?」



「無いのよ、ここに埋めたはずの耳が」



「なんだって」



僕はあの耳を埋めた場所をみる。


既にそこは沙夜が穴を掘っていた。



「うそだろ?」



「ほんとだよ、この周辺も掘ってみたけど見つからない。私たちの行動読まれてるよ」



「くそ、せっかくの証拠が」



「お兄ちゃんまだ、時間もあるし何か他の証拠があるか探しましょう」



「ああ、そうしよう」



僕たちは一心不乱に証拠を探した。



こないだと同じだ。何も見つからない。



「帰ろう、沙夜」



「これでまた、振り出しに戻ったわね」



僕たちは足取り重く家に戻った。



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