焼うどん

 野菜と肉とうどんがフライパンで炒められていく。

 ジュージューと香ばしいソースの匂い。


「仕上げに」


 パラパラと降った鰹節は焼うどんの上で舞い踊る。


「そして――追いソース!」

「もう十分じゃない?」

「いやいや、結局ソースですから」


 そう言って彼女は新品のソースをテーブルに置く。


 まだ掛けるの?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る