王道

「ごちそうさま～」

　カップ麺を食べ終えて少し不満げな顔。

「もう一個買えば良かったな～」


「ちょっと待ってて」

　冷凍ご飯チンして残りのスープへ。

　余ってたチーズとキムチぜんぶ入れて――

「いっちょあがり！」


「邪道！　ギルティだよ～！」

　なんて言いながらスプーンを止めない。


　君を喜ばせたい私の王道。

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