第9話 4月8日(土)湖でピクニック2:佐々木・神山・田中グループ

 では、これからそれぞれの組の様子を見てみましょう。まずは佐々木と美子ちゃんと美奈ちゃんの組です。

佐々木:3人で話すってなんか変だね。

神山:佐々木君が決めたんでしょ。

田中:で、とりあえずボートにでも乗ろうよ。

佐々木:ボートでボーとするの?

神山:言うと思った。

田中:小島級のダジャレね。

佐々木:普通おっちゃん級って言わない?

田中:香はおっちゃんを超えてるの?

佐々木:その上の年なら仙人みたいだな。

神山:2人とも。ボートに乗るんじゃないの?

 と、3人でボートに乗った。

佐々木:美奈ちゃん。レボ部どう?

田中:実際楽しいし、勉強になる。それに、佐々木君の近くにいられるからね。

神山:近くにいるだけよ。

田中:美子ちゃん。心広いね。

神山:おしゃべりまで束縛しないよ。

田中:口説いても?

神山:佐々木君は私以外口説かれない人なの。ね、佐々木君。

佐々木:はい。

田中:なんか佐々木君より美子ちゃんの方が強そうだね。

佐々木:美子ちゃんは神様だから。

田中:なんで?

佐々木:美子ちゃんは何でも知ってるんだよ。

田中:物知りなんだ。

佐々木:そうじゃなく。何でも当てるんだよね。

田中:占いで?

神山:では占います。これから鳩の糞が佐々木君の頭に落ちるでしょう。

 と、佐々木の頭に鳩の糞が落ちた。

佐々木:ね。ぞっとするでしょ。

田中:予言もできるんだ。すごーい❤私の恋愛運当ててみて。

神山:うーん。レボ部の新入部員と一緒になれると思うよ。

田中:美子。これ信じるからね。外れたら罰金ね。

神山:外れたら1万円上げる。

田中:なんでたった1万円?

 と、佐々木たちはこんな感じだった。

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