第74話
結局あの後も少し話したが、あれ以上の結論が出ることはなく、僕は〈
僕が〈
「ふ~、やばいな。構えが完全に武芸者のそれだ。元から油断してたわけでもないけど、やっぱりこうして正面から見るとそのやばさがダイレクトに伝わってくる。少しは近所の道場に通っとけばよかった。」
相手が大剣を構えるのに合わせて、こちらも剣と後ろで話していた間に受け取った新しい盾を構え、お互いに見つめあう。
お互いの間にビリビリとした殺気が交わされ、お互いの後ろに控える〈
先手は〈
咆哮を上げ、大振りに大剣を振ってこちらに駆けてくる。
たった数メートルしかないその間は一瞬で埋められ、横からの強力な一撃が迫ってくる。
「とりゃあああッ!!」
迫る大剣の下側に盾をねじ込み、タイミングよく上に弾く。
そうすることで攻撃を逸らしながらも、攻撃するための隙を作り上げる。
未だ戦いは始まったばかりだ。
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