第68話
「すまん!避けられた!」
蓮が、次の矢を構えながらそう叫ぶ。
僕はこちらに突撃してきた〈
がしかし遠くから見るとそう思わずとも、近くで見ると筋肉の引き締まったその巨体が目立つ。
聖光属性をまとわせて振るった剣は〈
「ぐほぁッ!!」
その威力と言えば、とっさに盾を間に滑り込ませたにもかかわらず、軽く数メートルは吹き飛ばされ、腕の骨もどうやら数本折れているようだった。
「大丈夫か!?」
「何とか!」
あらかじめ威力を軽減する魔法をかけていたうえに、【闘気魔法】を発動していてもなおこの怪我具合。
もしも一つでも欠けていたらどれだけの重傷を負ったことだろう。
「クソっ!!すまん、しばらく後ろに下がってる!!」
「分かった!ゆっくりでいいと言いたいが、流石にこれはマズそうだ。申し訳ないがなるべく早く戻ってきてくれ!」
「了解!」
僕は、吹き飛ばされた勢いを利用しながら、何とかみんなの後ろに戻ることができた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます