第30話

『名前・・・・・ハマー=フロータス

 位階・・・・・4

 レベル・・・・0

 種族・・・・・蟲人

 性別・・・・・男

 年齢・・・・・29歳

 種族スキル・・【虫創造】・・・・・レベルMAX

        【蟲創造】・・・・・レベルMAX

        【魔蟲創造】・・・・レベルMAX

        【神蟲創造】・・・・レベル3

        【体力微再生】・・・レベルMAX

        【体力小再生】・・・レベルMAX

        【体力中再生】・・・レベルMAX

        【体力大再生】・・・レベル30

        【魔力微再生】・・・レベルMAX

        【魔力小再生】・・・レベルMAX

        【魔力中再生】・・・レベルMAX

        【魔力大再生】・・・レベルMAX

        【魔力超再生】・・・レベル10

 スキル・・・・【領域発生】・・・・レベルMAX

        【領域纏い】・・・・レベルMAX

        【領域融合】・・・・レベルMAX

        【領域覚醒】・・・・レベル1

        【領域展開】・・・・レベルMAX

        【領域循環】・・・・レベルMAX

        【領域概念】・・・・レベル1

        【体力微吸収】・・・レベルMAX

        【体力小吸収】・・・レベルMAX

        【体力中吸収】・・・レベルMAX

        【体力大吸収】・・・レベル15

        【魔力微吸収】・・・レベルMAX

        【魔力小吸収】・・・レベルMAX

        【魔力中吸収】・・・レベルMAX

        【魔力大吸収】・・・レベル20

        【飢餓完全耐性】・・レベル無し

 魔導開放・・・【能力共有ステータスシェア

 称号・・・・・人間進化者、半神、始祖(蟲人)

       (『■■の花』*隠蔽中*)』






 突っ込みどころが満載だが、上から順に処理していこう。


 まず、虫関連のスキルだが、これらはすべて種族スキルというものに置き換えられたらしい。


 そして、【虫言語理解】などは種族が蟲人なので、スキルがなくても問題なく発動できるデフォルト装備と化し、【虫操作】と【虫統率】は【虫支配】へと複合進化したらしい。


 そして、謎なのはここからだ。


 何故か、【虫支配】と【虫召喚】と【虫作成】が統合し、【虫創造】に複合進化したようなのだ。


 ナンデダロウナ~、マッタクワカラナイナ~。


 はぁー。


 思わずため息をついてしまう。


 何が起きてそうなったのかは、分かることはないが、想像することはできる。


 大方、あの神を名乗る仮面をつけた男が、どうにかして干渉したのだろう。


 自分だったら取ることはないであろうスキルが、下に並んでいるのもそれに関係しているに違いない。


 【体力吸収】や【魔力吸収】などのスキルは、まだ理解できる。


 だが、【領域発生】、【領域纏い】、【領域展開】などのスキルは、きっと取ることはなかっただろう。


 スキルの癖が強すぎるし、チートすぎる。


 まず、【領域発生】で自分から範囲10立方メートルほどの範囲に、自分のスキルを付与できる領域が生み出せる。


 次に、【領域纏い】と【領域展開】では能力の系統が変わるのだが、【領域纏い】の方ではその領域の範囲を圧縮して自らに纏わせることができるようになる。


 そして、【領域融合】になれば、その領域を自らと同化させることができるようになる。


 どういうことかというと、例えばこのスキルを【吸収】系スキルを適用している最中に発動させると、触れれば触れるだけ触れた相手から【吸収】を行うことが可能になるということだ。


 また、【領域展開】でいえば【領域纏い】とは逆で、範囲を広げるものだった。


 【領域纏い】よりは適用した能力の力は弱まるが、それでも能力の範囲がかなり大きくなるというのは、かなりの利点であった。


 そのうえ、【領域循環】まで行くと、その領域内での適用スキルの発動に消費する魔力などのコストがほとんど無くなり、さらに能力の強化まで行われるようになる。


 これをチートと言わずしてなんというか。

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