第17話
異界に入って50日目。
なかなか1日に作れる蟲の数が増えない。
自らの存在を偽ってみせる【
最近は暇だから作れた蟲達の詳しい能力を調べることに嵌っている。
【
そういえば最近何日かに一度、転生してから見た覚えがなかった夢を見ている。
最も何を見たのかは、全く覚えていないが。
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異界に入って記念すべき100日目。
ようやく、蟲を1日に二体ずつ用意出来るようになった。
これでもう少し蟲の数を貯めれば、蟲同士の殺し合いによる蠱毒ができるようになる。
やっと少し飽きてきた退屈な日々から脱却できると思うと少しほっとする。
百五十体も用意すれば実験が出来るだろう。
そういえば、最近小腹が空いている感覚がする。
あの高レベルの【飢餓耐性】を突破して、ようやくお腹が空き始めたのだろうか。
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異界に入って200日目。
つい先日二度目の蟲の殺し合いが終了した。
結果としては、一度目では【
二度目の実験では、【
驚いたことにこの実験で進化した蟲達は8位階ではなく7位階であった。
そのため、実験の工程を1段階飛ばすことが可能となった。
最も、今のところ実験例は2つしかないため、これが本当かどうかは分からないが。
そういえば、今日界賢から話があった。
この異界は現在、時間が100倍で流れているらしい。
だが、この状況では【飢餓耐性】がいつカンストするか分からないため、この異界の時間をさらに加速させるらしい。
方法は、模造神器とか言っていたがよく知らない。
とりあえず、今まではずっと観ていたがこれからは加速することで時間が早すぎてそれが出来なくなるという報告だそうだ。
正直観察されている側から言えば、どうでもいいことだった。
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