転生の不老不死(インフィニット)

なすのいちばん

第1話 転生、誕生、幼少、成人。

そこそこ優等生でまあまあルックスもある、どこにでもいるが、少数派の人。

そんなのが僕の評価、アベレージより少し上を行く感じの人で、テストはだいたい50点~70点くらいがアベレージだった。

でも...なぜだか、周囲に恵まれていない。

小学生の頃、友達に騙されゲーム機を取られたこともあったし、中学生の頃には殺されかけたこともわりと頻繁にあった。

15歳、高校生になった。

もちろん今までと同じく勉強して、そこそこ運動もがんばる。

...「黄色い線の内側まで、お下がりください。」

駅のアナウンスにしたがって、つま先を線ギリギリまで後ろへ後ずさる。

タンッ

...背中を押された。

それも、結構強めに。

「んなぁッ?!」

さすがにこんな声も出る、そりゃあ目の前に電車の顔があったら誰でもこんな反応するよ...

そこからの展開は早かった。

顔面から激痛が走る。

それからほどなく、胸、腹、肩、手、とからだの表の部分が軒並み痛い。

...激痛にもがいてるひまはなく、すごい勢いの睡魔に襲われる。

..いしきは....もう...






     とっくにきえている。





すぐに目の前が光った。

ろうそくがたてられたような、赤い光。

光を感じたと思ったら、今度は音が聞こえた。

「旦那様!おめでとうございます!とてもかわいい女の子で....この瞳は...ッ!」

「...あぁ、王痣だ...しかも頬についたこの痕は...まさか...」

なるほど、ご都合主義ってやつ...ホントに存在してたのか...

まぁいいや。

死んでしまったんじゃ仕方ないし、転生とやらも、もうやっちゃったんだから仕方ない。

元の世界に戻っても構わないし、この世界にとどまってしまっても全然構わない。

...うん?

「ひとまず、この子は14までこの子の赴くままに育てる。顔の右側は、時が来るまで隠そう。」

「...さて、あなた、この子の名前は...どうするの?」

「う...む..女の子だおまえが決めたら...」

「いいの、ヘンネは私が決めたんだから、今度はあなたが決めて?」

「あぁ、わかったよ。」

あぁ...

なんか、将来面倒なことやらされそうだ。

...

セイカ・L(レグルス)・アルトリアス...

これが新しい僕の名前。

..........

16年もたった。

しかも、この若さでいきなり成長がピタッと止まった。

そんなこと僕も気づいちゃいないけど。

「....フー」

疲れた。

マジ厳しすぎだろ...

父親からあらゆる武器、武術の指南を受けた。

母親からあらゆる魔術を教えられた。

逃げ出そうもんなら、取っ捕まえられ、正座されては阿修羅のごとく怒られ、約束を破ったら、トラウマになるくらいボコボコにされた。

...でも、楽しかった。

両親の下で姉と共に修行に励む。

そんな、どこにもない家庭学習を経て、少し学校に通って、趣味も全力で楽しんで、って充実してた。

...さて、思い出にふけるのもいい加減にしよう。

旅立ちの時だ。

前髪の一部を後ろへ運び、三つ編みにして真ん中で結ぶ。

俗に言う三つ編みハーフアップだ。

緑のシャツを着て、灰色の上着をその上から着る。上着を避けてスカートをはいてから、その上からベルトをつける。

太ももの真ん中辺りまである靴下を履く。

...っと武器も防具も忘れてた。

身支度は完了だ。

...さて、お姉ちゃんを...いや、止めよ。

ここの人は皆お寝坊さんだ、いつも一番に起きるのは僕で、みんなを起こすのも僕。

...終わりか

僕は冒険者、この足で見ていく者だ。

...「スー」

さて、お寝坊さんたちはのんきに寝ていてくれ、

僕は出掛けるよ。

何、心配しないで不定期に帰って来るよ。


...    ありがとう。


  私は、渡された運命を果たす義務がある。






少女期多く書きすぎた、終わらせ時がわかんない。

と思ったので書き直しました...




...ごめんなさい

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

転生の不老不死(インフィニット) なすのいちばん @sei-arus4805

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ