第3話 屋上
昼休み
ポセイドンとの戦いで受けた傷を癒すために
昼寝をしようと
屋上に行ったんだが
先客が居やがった
どうやら
身投げの修行でも行うようだが
軟弱な男め
漢も火山に飛び降りることはあるが
この高さだと
リヴァイアサンの潮吹きほどの衝撃も無いだろう
弱い男には軟弱なトレーニングがお似合いだが
何分経っても
飛び降りやしねぇ
漢には嫌いなものが3つある
1つ、弱い男
2つ、媚を売る男
3つ、うじうじしている男
こいつは
うじうじしている男だ
おい、軟弱な男よ
飛ぶなら飛べ
飛ばないなら、俺が蹴り飛ばしてやる
選べ!!
選べませんと、弱き男は言う
弱い男の言葉に耳を傾ける意味など無い
ならば、俺も一緒に飛んでやろう
返事を待たず弱き男を蹴り飛ばし
俺も飛んだ
この話しはここからだ
着地後
なかなか弱き男が降りてこない
スカイドラゴンの食料にされてしまったかと
身を案じたが
弱き男の背中に翼が生え
空を飛んでいるのだ
話を聞いてみると
天使の末裔らしい
天使…
悪魔とは闘ったことはあるが
強いのか?
次会ったときに
天使族の王に会わせてもらおう
楽しみがまたひとつ増えた
架空漢日記 男の仕事 @tururira
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。架空漢日記の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます