底辺アマチュア作家のつぶやき
カレーねずみ
なろうのランキング不正の原因と解決方法
私は『小説家になろう』と『カクヨム』で書いているのですが、なろうのランキングについては思っていることがあるので、こちらで書いてみます。
なろうで書き始めたのが一週間くらい前(2021/3/17)で、まだまだ底辺の作家です。ですが、特に自分の作品を「書籍化したい!」という考えを持っているわけではなく、ただの趣味として書いています。
なろうで書き始めて最初に感じるのが、「ランキング上位の評価PT半端ない!」じゃないですか?特にハイ・ファンたジーカテゴリのランキング上位勢は、評価PT50000越えとか普通にあります。
なろうで書いているとすぐにわかりますが、評価PTってもらうのが凄く大変です。それなのに、ランキング上位勢は普通に数万の評価PTを得ています。
そんな現状を見て、性格が悪い私は「なんか良からぬことをやっているのでは?」と思い、グーグルでなろうのランキング不正について調べてしまいました。
ランキング不正は実際にあるようで、お互いに評価を送り合う『相互評価クラスタ』や、自分で複数のアカウントを作成してブックマークや評価をする『自作自演』があります。
これらは、規約違反になっているので、運営にバレるとアカBANされます。まあ、規約に違反していることをやっているわけで、これについては擁護できませんね。
ただ、1人のなろう作家としては、こういうことをやってしまう人の気持ちはものぐごーくわかります。
私のような1日のPVが1000しかないド底辺作家でも、「もっとPV欲しい」とか「もっと評価PT欲しい」って思います。これが、書籍化を狙っている作家さんなら、「どんな手段を使ってでもランキングに載らなくては!」って考えても不思議はないでしょう。
要するに手段は肯定できないけど、目的は理解できるよということです。
ただ、もう少し掘り下げて考えてみた時に、やはりランキングの仕組みに原因があると思わざるを得ません。
なろうの評価PTは、ブックマークの数と評価の点数で計算されます。ブックマーク1つにつき2PT,評価で0~10PTです。つまり、1アカウントで最大12PTまで評価PTを付与できます。
ハイ・ファンタジーの日間ランキングに入るためには、100PTは必要と言われているので、1日で9人以上に12PTの評価をしてもらう必要があります。
「1日で9人に評価してもらうのって別に難しくないのでは?」って思ったアナタ、全然わかっていません。
なろうで書いているとわかりますが、評価やブックマークをしてもらうのは結構大変です。私の書いている小説の話になりますが、1000PVで4ブックマーク、2評価(20PT)が、現時点での最大値になります。感想やレビューは0です。
それだけ、評価PTを付与してもらうのは大変なのです。
ちなみに、ブックマークだけで100PTを稼ごうとすると、50ものブックマークが必要になります。評価の数はブックマークの数分の1になると思うので、100PT稼ぐには、ブックマークだけで数十と評価が数件必要になってきます。
私の場合、現時点での総PVが約3000でブックマーク10個,評価4個ですから、300PVでブックマーク1個、750PVで評価1個ということになります。
この条件で、ブックマークで80PT、評価で20PTを稼ぐとすると、約24000のPVが必要になってきます。
これを私のような底辺作家が達成するのは、かなり難しいです。1日に投稿する話数にもよりますが、1話で数千のPVを叩き出せないと達成するのは難しく、はっきり言ってビギナー作家さんには無理です。
そうです、なろうのランキングの仕組みは、ビギナー作家さんにメチャクチャ厳しくなっているのです。
ランキングに入らないとPV(と評価PT)増えないけど、ランキングに入るにはPV(と評価PT)が必要という鶏卵問題に直面してしまうのです。
そして、この鶏卵問題を解決する1つの方法が相互評価や自作自演というけです。
だから、もう少しビギナー作家さんも見てもらえるようにすれば、ランキング不正とかも減ると思います。
じゃあ、どんなことをすればいいのか?
それは、あまりランキングを全面に出したUIにしないことかなと思います。ランダムに作品を掲載するスペースを作るとか、ビギナー作家さんのスペースを作るとか、やり方はいろいろあるはずです。
決して擁護するつもりはありませんが、現状のランキングの仕組みだと、「不正に手を染めないとランキングに入れない」という悪魔のささやきから逃れない人が発生してしまうのは仕方がないように思えます。これは、ランキングの仕組みにも原因の一端があるはずです。
なろうだけに限ったことではないですが、人って環境で変わりますよね?
不正をしないと上に行けないほど厳しい環境に置かれれば、躊躇せずにやってしまう人もいます。
もう少しランキングに流動性を持たせることで、読む人もいろいろな作品に触れることができてWin‐Winになるのではないでしょうか。
まあ、なろうの運営がどのような考えでサイトを運営しているのかは、私にはわかりかねるので、あまり立ち入ったことは言えません。
ただ、ビギナー作家の1人として、ランキングのことを書きたかっただけです。
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