転生後の〔ルール〕を破ったら世界が滅亡しかけた

芦川奏茄

第1話

俺の名前は苑俣(そのまた)啓示(けいじ)。

今の人生に飽きている高校2年生だ。

みんな俺を中二病とか言ってくるが、決してそんなものではない。

むしろみんなより頭もいいし、中二病からかけ離れているほうだと俺は思う。

たった一人、俺を中二病と言って離れないやつがいる。

「啓示―」

噂をすればアイツ…。

天王寺(てんのうじ)咲来(さくら)。

「どーした。」

「見かけたから声かけただけだよ。アハハ。」

と、こんな感じにちょっと天然…。

ただ、俺は知らぬ間にこいつに恋をしていた…。のかもしれない。

俺から離れないただ一人の存在が、咲来だった。

ただ、咲来一人では俺の人生を温かいものへ変えることはできなかった。


俺は

ある日

なにもしていないのに

ある休日

突然











死んだ。

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