詩集 罪の塔

仲仁へび(旧:離久)

罪と生きる者達



 生きるほど 積み重なっていく罪


 それらは重い鎖のように 私の体を縛り付けていく


 心を置き去りにしてしまった者達が大勢いた


 罪の大きさにつぶれてしまった者達は少なくなかった


 永遠に続く生の罪


 未知の上を歩きながら 彷徨ってあがく


 生きるだけで 積み重なってしまう


 それらに終わりなどない 鎖は螺旋のように永遠に続いていく


 それでも 一抹の希望と救いを探している


「ストーリー」


 そこは罪の塔。


 罪を犯した者を、閉じ込めておくための場所。


 集められたのは子供達ばかり。


 なぜ?


 それは、叱れば一番素直に、罪を悔いてくれるから。


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