KAC202110 魔法のエロトリガー✨👩‍❤️‍💋‍👨✨💕どんな美少女もエロくなる✨💕童貞ボーイ優遇❗❗日当十万円でエロトリガーの実験台に✨✨

オズ研究所 《《#横須賀ストーリー紅白

第1話 【エロトリガー】でやりたい放題✨👩‍❤️‍💋‍👨✨🎉💕

 好きな美女に撃てば、たちどころに彼女は撃った彼氏にメロメロになる。



 そんな夢みたいな『魔法のエロトリガー』が有れば……。


 

 




 ☆゚.*・。゚☆゚






 真夏の太陽が燦々と降り注ぐ。

 ジッとしていても汗が滲んできそうだ。



 夏休みなのにデートする彼女もいない。やることもなく暇を持て余していた。



 朝からゲームばかりで身体がなまっている。運動不足解消に散歩へ出かけた。


 

 駅前の公園を散歩していると、いきなり背後から声を掛けられた。


「おおォ!! キミ!! キミィ〜!!

 童貞ボーイだね」



「ええェ……、な、なんですか」

 反射的に僕は声のした方へ振り返った。



 一斉に公園にいる女子高生たちが僕の方を白い目で見つめた。まるで蛇蝎だかつを見るような冷たい眼差まなざしだ。



 ひとりの男性が馴れなれしく微笑みを浮かべ駆け寄ってくる。白衣を着た怪しげな博士風な男性だ。



 昔見た特撮ドラマのマッドサイエンティストに似ている。その博士も爆発したようなアフロヘアーで丸い瓶底眼鏡を掛けていた。



 年齢不詳の怪しい博士だ。

 よく見ればイケメンだが、少し間抜けな顔をしている。



 昼日中、公園で出くわすのは勘弁して欲しい。



「良いトコで会ったな。童貞ボーイ!!」

 博士は、ヤケに馴れなれしく肩を組んできた。なんとなく甘い匂いが漂ってくる。香水なのだろうか。



「いやいや、何を言ってるんですか!!

 突然、童貞ボーイッてェ……」

 僕は怖くなり彼から逃げようとした。



「まぁ待て!! 童貞ボーイ!!

 オレは怪しい者ではない」

 博士は笑顔で断言した。


「いやいや、充分怪しいだろう!!」

 絶対、怪しい。どこからどう見ても怪しい博士だ。



 出来れば、こんな博士と関わり合いたくない。一目散に逃げ出したいトコロだ。


 

 だが博士は僕を逃がすまいと肩を組んだ。

「ちょうど良かった。キミのような無駄にイケメンの童貞ボーイを探していたんだ」

 周りの視線など気にしない博士だ。



「いやいや……、童貞じゃありませんよ。

 僕は」

 もちろんウソだった。




 僕の名前は、高梨祐真。


 二十歳になるごく普通の大学生だ。

 草食系ヲタ男子で御多分に漏れず童貞チェリーボーイだ。

 

 

「どうだ。童貞ボーイ! 日当十万円で働かないか」


「えェ……? 日当十万円!!」マジか。

 バイトの時給は千円だ。およそ百時間分か。


 悪くはないが……。いや、喉から手が出る出るほど欲しい。



「働くッて…… 何をするんですか」

 気になったので取り敢えず訊いてみた。



「たいした事じゃない。ただの実験だよ」

 博士はウインクをして笑みを浮かべた。



「いやいや……、ただの実験ッてェ……。

 たいした事ですよ!!」

 こんなマッドサイエンティストの実験なんて。下手に、後遺症でも残ったら十万円では全然、割りに合わない。



 何か怪しい脱法薬品の人体実験にされるのではないだろうか。やめておいた方が無難だ。たったの十万円で命がけの人体実験などやることもない。



「あの……、やっぱり結構です。そう言うのは間に合ってますから」



「まぁ、待て! 【エロトリガー】の実験をしたいンだ」



「エロトリガー……」なんだ。 

 それは……。


 かなり怪しいシロモノだ。

 いやいや、絶対に怪しいだろう。むやみに関わらない方が安心だ。



「そのエロトリガーを意中の美女に撃てば、彼女が童貞ボーイの思い通りになるンだ」



「ええェ……、マジッすか」

 聞き返したモノの上手い話しには、必ずウラがあるはずだ。


 だいたい話しが出来すぎだろう。

 怪しいセクシービデオの企画のような安易な設定だ。

 まるで詐欺師のような手口だ。

 





 ☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚


 




 しかし博士の口車に乗せられ近所の研究所へ招かれた。ほとんど無理やり拉致されるような感じだ。



「見ろ! 童貞ボーイ!!」

 博士は胸を張って僕に披露した。


「いやいや、さっきからスゴく失礼ですよ。

 僕は童貞ボーイじゃありませんから!!

 祐真ッて名前で呼んで下さい。

 高梨祐真です!!」



「これが童貞ボーイが咽喉ノドから手が出るほど欲しがる【魔法のエロトリガー】だ!!」

 博士は僕の話しを無視しシルバーメタルのアタッシュケースを取り出した。



「あのですねえェ……。僕の話しを聞いてますか。祐真ですよ!!」

 この博士は僕の話しをいっさい聴かない。



「フフ……、このエロトリガーさえ有れば、どんなに気弱でチキンな草食系童貞ボーイでも美女にモテモテになると言う画期的な銃だ!!」

 ガチャッとアタッシュケースを開けると、オモチャのピストル🔫のようなモデルガンが入っていた。



「いやいや、なんですか。

 このチャチなピストル🔫は……」

 エロトリガーというので、もっと精巧なモノをイメージしていた。

 


「フフ、どうだ。欲しくなったか!!」


「ンなモノ、誰が欲しがりますか!!

 こんなダサダサなオモチャのモデルガン!

 小学生じゃあるまいし!!

 大人にもなって欲しいワケないでしょ!!

 こんなワケのわからない百均の水鉄砲みたいなピストルを!!」



「フフ……、美少女に恐怖心を植え付けないように、あえてオモチャみたいなデザインをしたンだ!!」



「うゥ……、マジか」モノは言いようだ。


 確かに本物そっくりのモデルガンを美少女に付きつけるワケにはいかない。

 


「フフ……、さァ、童貞ボーイ!!

 このエロトリガーで童貞とも卒業だ!!」

 無理やりチャチなモデルガンを押し付けられた。

 

「うゥ……」物凄く軽くてチャチなオモチャだ。本当にこんなオモチャで童貞が卒業できるのだろうか。



 また博士は馴れなれしく僕と肩を組んだ。

「どうだ!! 童貞ボーイ!!

 オレとシェアダーリンするか」

 


「シェア…… ダーリン?」なんだ。

 その聞き慣れないフレーズは。



「自慢じゃないが、オレッてモテモテだろ」

 

「知りませんよ。スッゲェ、自慢げじゃないですか!!」



「だから、オレの彼女を紹介してやろう!

 童貞ボーイの大好物の巨乳美少女だ!!」


「別に僕はオッパイ星人じゃありませんよ」


「ほら、オレッて自慢じゃないが、十人くらい彼女がいるだろう」


「知りませんッてェ!! どんだけ自慢するんですか!!」


「オレも毎晩、ダブルヘッダーじゃ身が持たないだろう」


「はァ……、僕に当てつけですか」  

 こっちにはひとりも彼女がいないッて言うのに。



「だから、シェアダーリンしてやろうッて言うんだ!! ありがたく思えよ!!」



「どんだけ恩着せがましいンですか!!」

 こうして僕は博士の彼女のリカをシェアするため紹介してもらった。






 ☆゚.*・。゚☆゚.*





 『シェアダーリン』とは恋人をシェアする事だ。

 


 博士と僕でリカをシェアすることになった。不倫にうるさい世間からは逆行するシステムだ。



 僕の部屋へ現れた彼女は、鮮やかに青く髪を染めた美少女だ。

 博士の言う通りアイドルのようにキュートで巨乳だ。



「宜しくゥ!! 私、リカよ」

 思った以上に可愛らしい。香水なのか、濃密で甘い香りが僕の鼻孔をくすぐった。



「ど、どうも……、高梨祐真です!!」

 僕は初めてのデートなので、緊張してガチガチだ。



「ヤダァ〜!! 硬いよ。祐真!!」

 パチパチッと僕の股間の辺りをはたいた。



「い、痛いですよ。どこはたいてンですか」


「フフゥン、祐真ッて博士の助手なのォ」

「いえ、別に……、助手ッてワケではないですけど……。あのォ……、リカさんは」



「ヤダ!! 敬語はやめてよ!!

 リカッて呼んで!!」

 今にもキスしそうなほど唇を近寄せた。


「は、はい……」少し背中を反らせて避けた。


「ねえェ、ねえェ、何して遊ぶゥ……」

 リカは大胆だ。僕をベッドへ押し倒してきた。



「ちょッ、ちょっと……」

「あ、何よ。これ!! 硬いンだけど」

 リカはふざけて僕の股間に手を這わせた。



「ダメェ……、それは」股間に隠しておいたエロトリガーだ。

 


「なにコレェ……? こんなオモチャ使ってリカと遊ぶつもり」

 彼女は股間から取り出した。


「い、いや、別に……、返してくださいよ。

 リカさん!!」

 僕は必死に取り返そうとした。


 だが、突然、『パァーン✨✨🔫✨』と派手な音が鳴り響き、エロトリガーが暴発した。



「キャァァ〜ッ!!」

「わァァ〜!!」二人同時に悲鳴を上げた。


 ピンク色のガスが部屋に漂っていく。

 痺れるほど甘美で蠱惑こわく的な匂いが僕の鼻孔を刺激した。



「なによ。これェ〜、毒ガスゥ……」

「いえ、別に毒では無いはずですよ」

 おそらく媚薬の一種だろう。一気に心拍数が急上昇していく。



「ねェ……、ちょっと可笑しいの。

 リカの身体が熱く火照ほてってきて」


「うゥン……、僕もですよ」

「ねェ、祐真!! キスしてェ……」


「え……? キス」一瞬、躊躇ためらったがエロトリガーの効き目だろうか。



「リカァ〜」ガマンできずに唇を重ねた。

 柔らかな唇だ。

 

 もちろんキスをしたのは初めてだ。

 



 まるで津波のように欲望が押し寄せ僕の理性を破壊していった。

 圧倒的な性衝動リビドーに僕は我を忘れ彼女と愛し合った。





 ☆゚.*・。゚☆゚





 後日、博士は僕に笑ってジョークを言った。


「ハッハハッ!! どうだい!!

 いきなりハットトリックを決めた気分は!

 童貞ボーイ!!」



「別に……、ハットトリックなんて」

 

「いきなり3ゴールか。やるね。

 童貞ボーイのクセして!!」



「あのですね……。マジで僕はリカと付き合いますから!!」



「フフ……、良かっただろう。

 エロトリガーは!!」


 

「まぁ、そうですね」頷く以外ない。

 あのエロトリガーのおかげで僕は童貞を卒業できたのだ。

「でもマジで、危ないクスリは使ってないンでしょうね」



「フフ……、ただのピンクの香水だよ。

 リビドーを刺激するだけのねェ……」



「え、リビドーを」

「そォ〜、ほんの少し性衝動を刺激するトリガーなのさ!!」


「性衝動を……」



「あァ……、【欲望】の背中を後押しする引き金トリガー。それが【エロトリガー】なんだよ!!」



「はァ……」

 取り敢えず、実験は上手くいったようだ。



 僕は日当の十万円を貰いリカとのデート資金にした。





 ☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚







 アナタの背後に怪しい博士はいませんか。





 もしかしたら、その博士は【エロトリガー】を勧めてくるかもしれません。









  LOVE FOREVER

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