恋愛これくしょん
akamomiji
第1話 恋バナ相談部
キーンコーンカーンコーン。 授業終わりのチャイムが鳴る。俺は重たい腰を上げ、教室を出る準備をする。
「柚、部活行こう」
声をかけてきたのは同じクラスで、親友の
「行くかー」
そう返事をして2人で教室を出た。廊下は、部活に向かう生徒であふれている。俺たちは、そんな生徒を横目に、視聴覚室へと向かった。
「お疲れさまでーす」
「おっそーい、遅刻だよー」
視聴覚室の扉を開けて早々、文句を言ってきたのは、俺の幼馴染の
「なんでそうなる、めちゃくちゃ早く来たろ」
「冗談だよー、まだ他のみんなも来てないしね」
椿とくだらないやり取りをしていると、視聴覚室の扉が開いた。
「お疲れ様です。皆さん早いですね」
「ホントだ!そんなに部活楽しみだったのー?」
ロングヘア―が似合う清楚な女の子、
「河野さんは相変わらず元気だね」
「もーう、奏君、恵海でいいっていっつも言ってるのにー」
恵海はそう言いながら、頬を膨らました。
「そうだぞ奏、恵海に、さん付けなんて必要ない。さんっていうのは目上とか、尊敬する人に付けるのであって、恵海に付ける必要は1ミリもないんだ」
「ちょっとそれなんかめちゃくちゃディスられてる気がする!!」
いつものように、視聴覚室で、うるさく話していると、扉が開いた。
「なんだ、また君たちは騒いでいるのか?外まで声が聞こえていたぞ」
そう言いながら部室に入ってきたのは、我らが部長、
「よし、みんな揃ったところで、今日の部活を始めるぞ!」
部長の掛け声で、俺たちの部活動が始まる。
続く
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます