先輩に憧れて、、、

@tamakosu

第1話

中学1年の私。

友人と部活何にする?と相談し

単純にカッコいい男の先輩がいる硬式テニス部に入部してみた私たち。

実際はその先輩とはあまり関わらず

指導してくれるのは女性部員の先輩だった。

何もかも未経験だった私たちは

とりあえず無我夢中でテニスの練習を繰り返しやったけれど

初心者には難しく、なかなか上達しなかった。

女性の先輩は怖くて、あまり仲良くなれず、

部活自体も楽しめずにいた。

そんな中、友人とダブルスで組んで試合に出たが、もちろん一勝もできず敗退。

甘くみてた部活という名前の活動に

何のために部活入ったのかわからなくなり、

部活を辞めることに。

憧れだったカッコいい先輩とは

少し顔見知りになったくらいで終わってしまった。

けれど、その先輩が中学を卒業する時期が来た。

思い切って、勇気を振り絞って、

第2ボタンください!!!と

声をかけた。

先輩は嫌な顔せず、

第2ボタンをわたしにくれた。

そのボタンは今でも大事な宝物。

初めて入部した部活、初めて経験した先輩後輩という立場。

社会人の今、

今となってはいい経験をしたなと

思う。

先輩方々お元気かなぁ〜。


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