今年は、私が担当して21回目の卒業式。いつもは見送るだけだけど、今日の私はそうじゃない。私にとっても何かが変わる日。そんな物語です。前半の、生徒と年が離れて、一人一人を大切にしたいのにそうできない、その描写が非常に見事でした。その苦悩と、乖離によるメッセージが私たちの心へと染み込んできます。ラストに向かっていくにつれ、物語は現実と現在へ。濃縮された人生をみなさん是非ともお楽しみください。