第4話脱出せよ!

「ん?ここは何処だ?」と、タケルは目を覚ました。

「クソ!アイツら絶対許さねぇ!!」と、起き上がった。ほかの隊員も目を覚ました。


「やっと、目を覚ましたか。」

「キング!ここから出しやがれ!!」

「それはできないですね~。ツヨシ君。」

「セルビア!!」

「じゃ、大人しくしといてね。KSB。」と、セルビアたちは立ち去ろうとした。


「おい、待って!!お前らの目的はなんだ?!」と、タケルは問いかけた。

「私たちの目的は世界中にダークコロナを広めることだ。」

「じゃ、俺たちが開発したのはダークコロナだったということか?」

「その通り。お前たちに開発してもらったのは、ダークXというダークコロナを増殖させる毒薬だ。ダークコロナが世界中に広がることを大人しく見とくんだなww。」と、笑いながら立ち去っていった。


「セルビアたち、絶対許さねぇ!!ここから脱出してぶっ飛ばす!!」と、ツヨシは言った。

「どっか、脱出することができるところはないかな?」と、タケルは探し始めた。


だが、脱出できそうなところはなかったため、タケルは仲間にある提案をした。

「おいおい、正気か?!ここの壁を掘って外に出るのか?!」

「うん、そうだよ。」

「まじ?」

「でも、掘る道具はどうするんですか?タケル隊長。まさか、手で掘るって言いませんよね?いくら土で、できているからと言って・・・。」

「違うよ、ちゃんと掘る道具は持っているよ!」と、タケルはあるものをズボンのポケットから取り出した。


「それって・・・?!」

「そうさ、俺が開発したコンドリ、通称コンパクトドリルを使って穴を掘っていこう!!音も小さく改造しているからバレないだろう。」と、タケルは人数分のコンドリを手渡した。

「よし、ここから脱出するぞ!!」と、見張り役を立てて掘り始めた。


 掘り始めて1時間後、見張り役から連絡がきた。

「タケル隊長戻ってきてください。」

タケルたちは急いで戻った。


「おーい飯、持ってきたぞ。」と、ルビアが持ってきていた。

「おいおい、これだけか?!」

「うん、そうだよ。」

「そうだよって、おにぎり2個だけじゃねぇか!!舐めているのか?テメエー!!」

「ツヨシ君、またそんな汚い言葉を使って、セルビア様に殴られたいのかな~?」と、立ち去ろうとした。


「おい、ルビア待てよ。」

「なんだい?まだ、僕になんかあるのかい?」

「お前らは、絶対にこの俺たちが許さない!!」とタケルは強く言った。

「それは楽しみだな~、KSB。ハハハ!!」と、笑いながら立ち去っていった。


タケルたちは穴を掘り進めていった。だが、掘っても掘っても出口は見えなかった。そんな生活が4日間続いた・・・。


監禁生活5日目を迎えた日、ついに脱出することに成功した。タケルは、ニッポンにいる仲間に電話をした。

「私だが、すぐに迎えに来てくれ!」

「隊長?!今まで、何をしていたんですか?!こっちは、大変なことに・・・。」

「あぁ、分かってる。事情は後で説明するから、急いで来てくれ!!」

「了解しました。」


セルビアは、その内容を聴いていた。実は、KSBを睡眠ガスで眠らせた後、タケルに超小型発信器とマイクを付けたのだ。だから、最初からKSBの行動を見ていたのだ。

セルビアたちは、KSBのより先にニッポンに向かった。


さぁ、セルビアたちはニッポンで何をするのか?


               《続く!!》

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