第125話
それからサナは壁をコンコンと叩いたりしてハリボテの壁を壊していった。
「よし、順調ですね」
サナは取り敢えず安心した。このまま迷っていたらどうなっていたのだろうと思った。
「えぇと…ここは…こうですね」
暫く歩いてハリボテの壁を見つけた。
ガラガラガラ…
それを押したら壁が崩れた。
「バルとかギライルだったら…魔法とかでこの壁全部壊してそうですね」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
それからサナはコツコツとクリアしていき、最後の壁を見つけて、それを壊した。
「あっ出口…やった!」
サナはその出口に向かって歩いて行った。しかし迷路から出ると予想外の事が起こっていた。
「サナか、お疲れさん」
「な、なんですか?そ…その姿」
恐る恐る、透のその姿を聞いた。
「ん?あぁ…なんか心臓無くなって、気づいたらこの有様」
「心臓無くなるって…それ死んでますよね」
「いや、そうなんだけど…俺もよく分かってない。だからバルが来るまでこいつの検証をしていた」
そう言って透はウネウネと変わった左手を動かした。
「これ触れますかね?」
「いいぞ、ムニムニしてる」
サナは左手に触った。指でツンツンしていた。
「これって広がる事って出来ますか?」
「出来るぞ」
バッと広がった。
サナはそこに飛び込んだ。
「最高です〜」
「お前、躊躇いも無いんだな」
「まぁ、透さんなので」
「そうか、じゃあバルとギライルが来るまでその状態でいいからな」
「やった!」
サナと透は待つ事にした。
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区切りが良いのでここまで。次バルギエル視点となります。
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天才スナイパーの異世界射撃術〜ナギの暗殺日記〜
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